MIST工法®で漏水由来カビをゼロに!外壁改修発注徹底ガイド

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建設会社必見!外壁改修×MIST工法®で漏水・カビを徹底防御する発注ガイド

建設会社必見!外壁改修×MIST工法®で漏水・カビを徹底防御する発注ガイド

2025/07/05

建設会社必見!外壁改修×MIST工法®で漏水・カビを徹底防御する発注ガイド

微粒子ミストがクラック奥まで浸透し素材を傷めずカビを再発させない最前線の防水・防カビソリューション

こんにちは、MIST工法®カビバスターズ本部です。私たちは全国の文化財から住宅・工場まで、あらゆる建築物のカビ問題を「素材を傷めず、根こそぎ、再発させない」技術──MIST工法®によって解決してきました。外壁改修の現場では、雨水の滲入や微細なクラックからの漏水が内部結露を招き、完成後わずか数年で壁体内にカビが蔓延するケースが後を絶ちません。しかも漏水箇所は表面からは確認しづらく、含水率計やサーモグラフで壁内を可視化しなければ手遅れになることもあります。そこで本記事では、外壁改修と同時にMIST工法®を導入し、漏水由来のカビを未然に防ぐための発注ポイントを建設会社様向けに体系的に整理しました。

MIST工法®は、独自開発した微粒子状薬剤を霧化して噴霧することで、わずかな隙間や躯体の毛細孔まで均一に浸透し、カビの根まで届いて死滅させます。薬剤は人やペット、建材に無害で、施工後の残留臭もほとんどありません。さらに、湿度環境が復帰しても再発しにくい防カビ被膜を同時形成するため、長期耐久性の外装品質を実現できます。調査・診断→除カビ→防カビコート→気密・止水補修→定期点検というワンストップ体制により、工程遅延を最小限に抑えながら発注者とエンドユーザー双方のリスクを低減できるのが最大の特徴です。

「梅雨前にシールと塗装だけで済ませたが、竣工後にカビクレームが発生した」「漏水部位の特定に時間がかかり工程がストップした」といったお悩みを抱える現場監督・積算ご担当者様は、ぜひ本ガイドを手元に置き、MIST工法®との組み合わせで外壁改修の提案力を高めてください。

目次

    はじめに ── 外壁改修と漏水カビ問題の現状

    漏水リスクが常態化する建築現場──カビ被害を「見える化」し未然に断つための第一歩

    日本の建築物は高温多湿の気候にさらされており、特に梅雨期から秋雨にかけては外壁の微細なクラックやシーリング目地の劣化部から雨水が浸入しやすい環境にあります。国土交通省の統計によれば、建築瑕疵として報告される不具合のうち、漏水に起因するものは住宅で約3割、非住宅でも約2割を占めており¹、発見が遅れるほど内部結露や鉄筋腐食を誘発し、大規模修繕コストを押し上げる重大要因となっています。さらに近年は省エネ基準適合の流れで建物の気密性が向上した影響もあり、壁体内に一度侵入した水分が乾きにくく、カビが繁殖するまでのタイムラグが短くなっている点が見逃せません。

     外壁改修工事は、こうした漏水リスクを抑制する絶好のタイミングでありながら、実際の現場では「目視点検+打診+打ち替え」という従来型の手法にとどまり、壁体内部の含水状態や菌糸の広がりを可視化しないまま仕上げを復旧してしまうケースが少なくありません。結果として、竣工後わずか2~3年で塗膜の膨れや室内クロスのシミが再発し、発注者・施工者双方の信頼を損なう事例が散見されます。

     こうした背景を受け、私たちMIST工法®カビバスターズは、外壁改修プロセスに「ミクロ単位での漏水調査」「微粒子ミストによる除カビ・防カビ処理」「気密・止水補修の最適化」を組み込む独自フローを提案しています。含水率計やサーモグラフィカメラを用いた一次診断で壁体内部の水分マップを作成し、リスク箇所を把握したうえで、直径5ミクロン前後の薬剤粒子を低圧で霧化噴霧することで、クラックの毛細孔や躯体の気泡まで均一に薬剤を浸透させる――これがMIST工法®の核心です。薬剤は建材を腐食させず、乾燥後は揮発して無臭になるため、居住者の転居を伴う大掛かりな仮設も必要ありません。また、微生物が再付着しにくい環境を長期的に維持できるため、防水層や意匠仕上げといった改修投資の価値を最大化できる点が多くの建設会社様から高評価をいただいています。

     本ガイドの「はじめに」では、外壁改修における漏水・カビ問題の実態と、MIST工法®がどのように課題解決につながるのかを俯瞰します。続く各章では、具体的な診断手順や工程統合のコツ、見積仕様書のチェックポイント、実際にカビトラブルを未然に防いだ導入事例まで、発注担当者がすぐに活用できるノウハウを網羅しました。

     外壁改修は「仕上げを美しく刷新する工事」というイメージが先行しがちですが、真の目的は建物の耐久性と居住者の健康的な生活環境を守ることにあります。漏水とカビのコントロールはその要であり、見えない部分の品質を高めることこそが、将来的なクレームや追加補修費を削減する最良の投資です。ぜひ本ガイドを通じて、貴社の改修提案にMIST工法®を組み込み、“表面仕上げだけではない本質的な価値”をクライアントへ提示する一助としていただければ幸いです。

     漏水がもたらすカビ被害のメカニズム

    微細な水路がカビ温床へ──建物外皮で起こる見えない水分移動の連鎖反応

    1. 外壁クラック・シール劣化による水分浸入

    外壁仕上げ材やシーリングが経年で硬化・収縮すると、肉眼では確認しづらいヘアークラックや目地離れが発生します。そこに降雨や散水が繰り返し当たると、毛細管現象によって水分がクラック内部へ吸い上げられ、外壁材と下地の界面、さらに躯体コンクリートやモルタルの気泡にまで浸透します。吸水した仕上げ層は晴天時に一部乾燥しますが、日射の当たりにくい北面やバルコニー裏などでは常時湿潤状態が継続し、アルカリ性セメント成分と有機質塗膜が接触する界面に好気性・好湿性のカビが付着しやすくなります。さらに、シーリング材の柔軟性が失われると動きに追従できず隙間が拡大し、サイディングの実継ぎやサッシ周りの隠れたジョイント部からも水分が壁体内へ流入します。この時点では室内側に症状が現れないため見落とされがちですが、含水率が飽和に近づくと塗膜裏でカビ胞子が大量発芽し、付着した塗膜を押し上げて膨れ・浮き・変退色を引き起こします。発見後に外部から再塗装を行っても、内部の菌糸網が死滅しない限り再発は避けられません。したがって、外壁改修では劣化クラックの幅と深さを電子スケールで測定し、可塑剤移行で脆弱化したシール材を根こそぎ除去してから、低圧・低粘度のMIST薬剤を先行注入する層間処理が不可欠となります。この浸透処理によって内部水分を置換・蒸散させ、カビの根を断ち切ることで、仕上げ復旧後の長期的な美観と健全性を確保できます。

    2. 結露と温湿度環境の悪化

    近年の高断熱・高気密設計は冷暖房効率を高める一方、壁体内の水分挙動を複雑化させています。室内で発生した水蒸気は壁内へ拡散し、外気温との温度差が大きい部位で露点に達すると表面結露や内部結露を招きます。特に外壁に浸透した雨水が乾き切らない状態で室内側からも水蒸気が供給されると、壁体内は常に高湿状態となり、石膏ボードや断熱材がスポンジのように水を保持します。湿潤したセルロース系断熱材や紙貼りボードはカビの栄養源となり、短期間で菌糸が広がります。また、昼夜の温度差が大きい春秋期や、室内空調を停止する夜間には急激な温度低下が発生し、結露量が増大する点にも注意が必要です。さらに、壁体内で増殖したカビは揮発性有機化合物(MVOC)を放散し、わずかな隙間やコンセントボックスなどの貫通部から室内へ拡散して、居住者にアレルギー症状やシックハウス症候群を引き起こします。MIST工法®では、壁表面の除カビだけでなく、赤外線サーモグラフィと含水率データを組み合わせて潜在的な結露ポイントを特定し、微粒子ミストを壁体内へ均一に送達させます。その後、通気層や換気経路を再整備し、適切な気密・断熱補修を施すことで、水蒸気の拡散経路と温度・湿度環境を同時に最適化し、結露サイクルを根本から断ち切ります。結果として、外壁改修後の室内空気質を大幅に改善し、目に見えないカビリスクを長期的に抑制できるのです。

    MIST工法®とは ── 微粒子ミストで素材内部から根絶

    削らず・こすらず──5 µm ミストが隙間の奥でカビを仕留める革新的ルートブレーカー

    1. 従来工法との違い

    従来のカビ除去・防カビ処理は、大きく分けて「漂白剤で表面を化学的に漂白する」「ワイヤーブラシやサンドブラストで物理的に削る」「高圧水で洗浄して流す」という三つのアプローチが主流でした。いずれも“見た目”の汚染を短期的に改善することには長けていますが、実際のカビ菌糸は塗膜裏やモルタル、木材、コンクリートの毛細孔に深く入り込み、根を張っているため、表層処理だけでは再発を完全に防ぐことは困難です。しかも研磨や高圧水洗浄は基材表面を荒らし、意匠や保護機能を逆に損なうリスクがあります。加えて、塩素系薬剤を用いる漂白は強い刺激臭や塩素ガス発生の危険が伴い、施工環境によっては使用制限が設けられる場合も少なくありません。
    MIST工法®は、これら従来工法の課題を解決するために開発されました。最大の特徴は、直径約五マイクロメートルの超微粒子薬剤を低圧霧化し、素材内部へ「しみ込ませる」ように浸透させる点です。毛細管現象を利用してクラックや多孔質部の最深部まで薬剤が到達するため、物理的に削り取ったり、強い水圧をかけたりせずに、菌糸そのものを根絶できます。また、低圧(約0.2~0.5MPa)で噴霧するため、脆弱な塗膜や石材にもダメージを与えず、文化財や意匠タイル、歴史的建造物でも採用しやすい手法です。調査→除カビ→防カビ→止水補修を一気通貫で行うワンストップ工程を設計しているため、複数業者が入り乱れがちな従来改修よりも工程がシンプルになり、施工期間を大幅に短縮できるのも大きなメリットです。さらに、薬剤が乾燥後にほとんど残渣を残さないため養生撤去の手間も最小限で済み、工場や商業施設の稼働を止めずに施工できる点が高く評価されています。

    2. 使用薬剤の安全性と環境適合性

    MIST工法®で使用する専用薬剤は、水を基剤に食品添加物グレードの有機キレート剤と抗菌成分を組み合わせた独自処方です。pHは中性~弱アルカリ域に調整されており、酸性・アルカリ性に偏った薬剤に比べて金属腐食や木材成分の分解を招きにくく、建材を長期にわたって健全に維持できます。また、塩素系漂白剤のようにトリハロメタンや刺激臭の原因となる塩素ガスを発生させる心配がなく、施工中に居住者や周辺環境へ与える影響を大幅に軽減できる点が特筆されます。
    安全性評価の面では、急性経口毒性試験・皮膚刺激性試験・変異原性試験など複数の第三者試験を実施し、「非刺激性」「非変異原性」「非危険物」と判定を取得しています。揮発性有機化合物(VOC)含有量も建築基準法の指針値を大幅に下回るため、学校や病院、食品工場のような高sensibility空間でも安心して使用可能です。環境負荷の観点では、生分解性試験で90%以上の分解率を確認しており、万が一下水や河川に流出しても短期間で自然分解されます。さらに、施工中に発生する廃液は希釈後に産業廃棄物としてではなく一般下水へ排出可能な濃度まで低減されるよう設計されています。
    薬剤は素材内部でイオン結合し極薄の防カビ被膜を形成するため、過剰な塗布量を必要とせず、最小限の化学物質で長期的な効果を発揮します。これにより、SDGsが求める「環境に配慮した建築物の維持管理」に貢献しながら、建物利用者の健康と快適性を同時に守ることが可能となります。MIST工法®の採用が公共施設や自治体案件で拡大しているのは、この高い安全・環境適合性が裏付けとなっているのです。

    外壁改修にMIST工法®を組み合わせる5つのメリット

    外壁を守りながら性能を底上げ──ミストが拓く改修イノベーションの真価

    1. 仕上げ材を傷めない低圧噴霧

    外壁改修で最も避けたいのは、既存仕上げをむやみに削ったり高圧で叩いたりして、かえって劣化を早めてしまうことです。MIST工法®が採用する噴霧圧は約 0.2~0.5 MPa と人の手で触れても痛みを感じないほど低く、薬剤は霧となって素材表面にソフトランディングします。粒径はおよそ 5 µm。気泡やピンホールをすり抜けるほど細く均一で、付着の際に衝撃を伴わないため、脆弱化した既存塗膜や磁器タイルの釉薬層に機械的ダメージを与えません。微粒子が自重と毛細管力でじわじわ浸透する仕組みにより、ブラストやディスクサンダーのように表層を削る必要がなく、仕上げ材の光沢・色彩・テクスチャをそのまま維持できます。文化財や意匠性の高い建築で試験施工を行っても変色・光沢低下がほとんど認められず、養生範囲も最小限で済むため、周辺植栽や窓ガラスへの薬剤飛散リスクも軽減。結果として、景観価値を損なわずにカビ汚染だけを的確に除去できる“守りの改修”を実現します。

    2. クラック奥まで届く浸透力

    外壁のヘアークラックや凹凸目地は幅わずか 0.1 mm 程度でも雨水を吸い上げ、壁体深部へ水分と胞子を運び込む隠れた流水路になります。従来はエポキシ注入やシール充填で「ふさぐ」方法が一般的でしたが、内部に残ったカビを封じ込めるだけでは再発を招きがちです。MIST工法®は超微粒子ミストがクラック入口にまとわり付き、界面活性効果で表面張力を下げて隙間の奥へ奥へと自走浸透します。幅数十 µm の毛細孔までも薬液が連続液膜を形成しながら到達し、壁体内部に滞留した水分・菌糸・有機汚染膜をまとめて置換。薬剤は乾燥と同時に防カビ成分を内部で固定化するため、再度微細な浸水があっても菌糸が根を張りにくい環境を長期にわたり維持できます。ポートや高圧ポンプを必要としないため、高所でもハンドガン一丁で連続処理が可能。狭隘部や複雑なタイル目地でも施工効率が高く、作業回数の削減と品質安定を両立します。

    3. 防カビ被膜による長期耐久性

    MIST 工法®の薬剤は揮発乾燥後、素材内部で化学的に結合し数十ナノメートルの透明な防カビ被膜を形成します。この被膜は通気性を保ちつつ水分と養分の吸着を抑制し、カビの生活環を物理的に遮断。厚膜型コーティングに見られるチョーキングや割れが生じにくく、塗膜の意匠・柔軟性を阻害しません。さらにキレート成分が基材中の金属イオンと結び付くことで鉄錆やエフロレッセンスを緩和し、栄養塩の供給源を断ち切ります。加速暴露試験では 90 %RH・35 ℃ の条件下 28 日後でも未処理対照に比べ菌糸付着量 1/100 以下、実フィールドでも多雨・海浜エリアで 5 年以上再発無しという実績が報告されています。長期にわたり清掃回数と再塗装周期を延伸できるため、ライフサイクルコストを圧縮しつつ外壁の美観と健全性を守る――それが超薄膜防カビ被膜の強みです。

    4. 工期短縮とコスト最適化

    改修現場では足場費・仮設電気・交通規制など、直接工事費以外の“日数依存コスト”が大きな負担になります。MIST 工法®は調査・除カビ・防カビを同一チームがワンストップで実施でき、しかも低圧噴霧ゆえ乾燥待ち時間が短いことから、従来プロセスに比べ 15~30 % 程度の工程圧縮が可能です。必要機材はミスト噴霧機と小型コンプレッサーが中心で、高圧洗浄機やブラストシステムに比べレンタル料・燃料費が低減。薬剤残渣がほとんど出ないため養生撤去・廃水処理の手間も少なく、足場解体までの総作業量を大幅に減らせます。短工期は雨季直前や年度末など工程がタイトな案件において受注率を高めるだけでなく、足場上作業の延べ時間削減による安全リスク低減、労災保険料係数の抑制といった副次効果ももたらします。資機材・人件費・仮設費を一挙にスリム化できることで、イニシャルでもランニングでもコストメリットを提示でき、他社との差別化ポイントとして強力に機能します。

    5. 施工後の住環境・室内空気質改善

    壁体内で繁殖したカビは種々の MVOC を放散し、室内空気質を悪化させるだけでなく、アレルギーや倦怠感、頭痛など健康被害の一因となります。MIST 工法®は素材内部の菌糸根まで死滅させ、防カビ被膜で再付着を防止するため、汚染源そのものを除去します。低 VOC・無塩素処方の薬剤は施工時の刺激臭が極小で、在宅改修や稼働中の工場ラインでも作業可能。完了後には含水率と室内浮遊菌数を再測定し、改善効果を数値で提示できるため、居住者やテナントは安全性を客観的に確認できます。カビを抑制することで換気設備のフィルタ交換頻度が減り、空調負荷が下がることでエネルギーコストの低減にも貢献。さらに、空気質改善は ESG 投資やウェルネスオフィス認証の評価項目として重視されており、テナント誘致・不動産価値向上へ波及する経済効果も期待できます。健康・環境・経営の三方向でプラスを生む――これこそが、外壁改修と同時に MIST 工法®を導入する最大の意義と言えるでしょう。

    発注担当者必見!漏水診断の進め方

    スタートから差がつく診断術──数値データで見抜く隠れ漏水とカビリスクの可視化プロセス

    1. 含水率計・サーモグラフィの活用

    漏水診断の第一歩は「壁体内部の見えない水分をどう可視化するか」に尽きます。含水率計は電気抵抗式と高周波誘導式が主流で、前者はプローブを刺して局所の含水率を直接測定し、後者は非破壊で広い面積を短時間にスキャンできるのが利点です。まず高周波誘導式で外壁全面を縦横 30 cm ピッチ程度で走査し、しきい値を超える箇所をマーキングします。次に、そのポイントを抵抗式でダブルチェックし、深度方向 10 mm、20 mm、30 mm の層別含水率を記録すると、表層だけが濡れているのか内部に浸透しているのかを判定できます。これを CAD 図面にプロットすれば、漏水経路の大まかな“地図”が完成します。サーモグラフィは日没後や雨上がり直後など温度差が大きいタイミングで撮影すると、含水部が蒸発潜熱で低温域として映し出され、目視では確認できない躯体背面の水たまりや断熱欠損箇所までも浮かび上がります。撮影時は反射や直射日光を避け、同一条件で正常部と比較フレームを撮ることで解析精度が高まります。含水率マップと熱画像を重ね合わせると“水分+温度”という二軸でリスクを評価でき、仕上げを剥がすことなく補修範囲を合理的に絞り込めます。発注者としては、この計測プロセスを仕様書に明記し、測定器の型番、校正日、測定ピッチ、撮影条件、データ形式(CSV か PDF か)まで指定しておくと、後の追加工事や瑕疵責任の判定で揉めるリスクを最小化できます。

    2. 調査報告書の読み解きポイント

    調査会社から提出される報告書は写真や数表が多く、一読して安心しがちですが、発注担当者が注視すべきは「測定条件の妥当性」と「提案対策の因果関係」です。まず測定箇所一覧を見る際、平面図と立面図の双方に測点が番号管理され、測定値が座標的にひも付いているかを確認します。次に含水率値の“最大値”“平均値”“健全部との差異”が統計的にまとめられているかをチェックし、単に高い数値が並んでいるだけでなく、その背後にある雨掛かり条件や方位、建物形状との相関解説が付されているかを読み取ります。サーモグラフィ画像は温度スケールが自動設定だと色幅が誇張されることがあるため、報告書ではスケールを固定した比較画像が提示されているかが重要です。また、原因分析の章では「クラック幅 0.3 mm 以上の箇所で含水率が壁体平均の 2 倍を超えた」「目地シール硬度が規定値を下回り隙間が発生」など、データと現象がロジカルにつながっているかを確認します。対策提案に関しては、MIST 工法®や止水材の選定理由が具体的な含水率低減目標や期待耐用年数と結び付いているかを必ず精査しましょう。最後に、測定ローデータの提出可否や再測定スケジュールの明示があるかも見逃せないポイントです。これらを押さえておくことで、施工後の効果検証や不具合発生時の責任範囲を明確化でき、発注者としてのリスクマネジメントが格段に強化されます。

    MIST工法®施工フローと外壁改修工程の統合

    ミストを軸に職種横断で組む──一気通貫工程が生む工期と品質の相乗効果

    1. 調査・診断

    外壁改修工事で最初に着手するのが調査・診断フェーズだ。MIST工法®では、一次スクリーニングとして高周波誘導式含水率計を用い、外壁全体を縦横三〇センチピッチで走査する。閾値を超えた箇所はチョークでマーキングし、その後抵抗式プローブで深度別含水率を測定して、表層湿潤か深部浸透かを判定する。同時に赤外線サーモグラフィを雨上がり直後や夜間に撮影し、蒸発潜熱による温度低下部を抽出、含水マップと重ね合わせることで異常分布の因果関係を可視化する。さらに、外壁仕上げ材の付着強度や塗膜劣化度をプルオフ試験・光沢度計で定量評価し、浮きや剥離予備軍を洗い出す。調査結果はCAD図面上に三次元でプロットし、リスク度合いを色分け表示することで発注者と施工者が同じ認識を共有できる。加えて、目地シール硬度とクラック幅・深さをデジタルスケールで測定し、雨掛かり方向や熱応力履歴との統計相関を解析することで、漏水の発生メカニズムまで言語化。これらの定量データをもとに、補修範囲と工程を過不足なく設定し、後工程での追加工事やコスト増を未然に防ぐことが可能となる。報告書には測定器の型番・校正日・測点一覧・気象条件を添付し、CSV形式でローデータも納品して透明性を確保する。診断精度が高いほど、MIST工法®の効果も最大化される。

    2. 除カビ処理

    除カビ処理は、診断で特定した高含水・高菌濃度ゾーンに焦点を当て、超微粒子ミストを用いて素材内部の菌糸を根絶する工程である。噴霧圧は約〇・二〜〇・五メガパスカルと低く、粒径五マイクロメートルのミストが毛細管を逆流するように浸透するため、研磨や高圧洗浄のように基材を傷めない。作業は外壁面を縦方向にゆっくりとスイープする“ウェット・オン・ウェット”方式が基本で、一度目の散布で表層を濡らし、二度目で深部へ薬液を押し込む。薬剤は中性〜弱アルカリ性で塩素ガスを発生させず、居住者の転居や工場ライン停止を伴わないのが特徴だ。浸透後は揮発しながら有機キレート剤が菌体タンパク質を失活させ、同時に防カビ成分が素材にイオン結合して極薄のバリア膜を形成する。施工過程では表面温度・相対湿度をリアルタイムで監視し、最適乾燥域(二〇〜三〇℃、RH六〇%以下)を維持して化学反応効率を高める。乾燥確認には赤外線水分計を使用し、含水率が基準値以下に下がった時点で処理完了と判定。最後にATPふき取り検査や浮遊菌サンプリングで効果を数値化し、レポートを提出する。ここまでを一日で完結できるため、足場稼働期間の短縮と騒音・粉塵の削減が実現し、改修後のカビ再発率を従来比で百分の一以下に抑える信頼性が高い。

    3. 防カビ・防水コート

    防カビ・防水コートは、除カビで無菌化された素材に「再発させない鎧」を着せる重要な仕上げ工程だ。MIST工法®では、無機系ナノシリカと有機防カビ成分をハイブリッドさせた透明コーティング材を採用し、厚さ数十ナノメートルで高透湿性を保ちながら水分子と有機養分の侵入を遮断する。施工は低粘度の専用液をクロスローラーで均一塗布し、直後にエアレススプレーで微霧を重ねる二層方式。前層が毛細孔内部で架橋反応を起こし、後層が表面に緻密なガラス質膜を構築することで、外壁の収縮・膨張にも追従する柔軟性を備える。硬化時間は二時間程度と短く、翌日には塗装やタイル張りなど仕上げ作業へ移行可能だ。耐候性はJIS促進耐候性試験二〇〇〇時間で光沢保持率九〇%以上、カビ抵抗性試験でも五年間相当の湿潤サイクルで菌糸発生ゼロを確認済みである。さらに、顔料や可塑剤を含まないため黄変リスクがなく、意匠デザインの多様性を損なわない。発注担当者としては、このコート材の透湿抵抗値や菌糸付着抑制率などの性能証明書を要求し、長期耐久性を数値で担保することが重要だ。高機能ながら塗布量は百平方メートルあたり三〜四リットルと少量で済むため、材料コストと廃棄物量を同時に削減できる点も大きなメリットとなる。

    4. 気密・止水補修

    気密・止水補修は、除カビと防カビで得たクリーンな壁体を外部環境から確実に隔離し、再侵入を防ぐ最終バリアである。MIST工法®の統合工程では、まず全ての既設シーリング材を撤去し、接着界面を専用プライマーで活性化させてから、可塑剤フリーの高耐候ハイブリッドシーリング材を充填する。弾性復元率が高いため、建物の温度伸縮や微細な地震動にも追従し、クラック再発を抑制する効果が期待できる。さらに、幅〇・一ミリ以下のヘアークラックには低粘度エポキシを注入し、微細膨張止水材で表面をシールすることで水路を完全に封鎖。躯体打継ぎ部や外壁サッシ周りなど動きが大きい部位では、ブチルゴム系外貼り気密テープを二重貼りし、接合部のエアリークとウォータリークをダブルブロックする。止水工程完了後には、加圧散水試験と陰圧吸引試験を組み合わせた統合気密テストを実施し、水滴発生や気流漏れがないことを確認。試験データは図面に連携し竣工図書として保存することで、将来のトラブル発生時に原因究明を迅速化できる。これらをMIST処理日と同一足場スケジュールで行えば、仮設コストを抑えつつ品質トレーサビリティも確保できる。さらに、新設シールの硬化後に再度サーモグラフィで温度分布を確認し、漏水経路封鎖を客観的に裏付けることが可能だ。

    5. 竣工後の定期点検

    竣工後の定期点検は、MIST工法®と外壁改修が本来のパフォーマンスを長期間維持しているかを検証し、必要に応じて早期介入するためのフェールセーフである。初回点検は竣工六カ月後を目安に実施し、外観目視・含水率計測・サーモグラフィ撮影を行って基準値との乖離をチェックする。その後は年一回の簡易点検と三年ごとの詳細点検を組み合わせ、外壁の色調変化、シーリング硬度、クラック増加率などを時系列でモニタリング。点検データはクラウドベースの建物カルテに入力し、トレンドグラフで視覚化することで、発注者と管理会社がリアルタイムに状態を共有できる。万が一含水率が許容値を超えたり、サーモ画像に局所的な低温域が現れた場合は、ピンポイントでミスト再処理とシール補修を実施し、フル改修に至る前に費用を最小化。また、空気質センサーで測定した室内の浮遊菌濃度やCO₂濃度も同カルテに連携し、外皮と室内環境をワンストップで評価する。こうしたデータ駆動型の点検スキームはESGやWELL認証の維持管理項目とも合致し、ビルオーナーの資産価値向上につながる。定期点検契約を改修工事と同時に締結しておけば、緊急対応時の連絡フローが整備され、担当者交代による情報断絶も防げる。最終的には点検結果を次回大規模修繕計画へフィードバックし、MIST工法®の効果をサイクル全体で最大化することが重要である。確実だ。

    発注前チェックリスト ── 失敗しない仕様書作成

    工程と品質を“見える化”する発注者の羅針盤──チェックリストで仕様書を鉄壁にする方法

    1. 工程表への組み込み方

    外壁改修にMIST工法®を採用する際、まず押さえるべきは“誰が・いつ・何を”行うかをピンポイントで明文化した工程表づくりだ。一般的な外壁改修では「下地補修→洗浄→塗装」といった大項目で組むことが多いが、MIST工法®を加える場合は〈調査診断〉〈除カビミスト処理〉〈防カビコート〉〈気密・止水補修〉という専用工程を中項目として挿入し、それぞれに所要日数・インターバル・乾燥確認の判定基準を明示する必要がある。たとえば、除カビミストと防カビコートの間には最低6時間の乾燥養生が必要だが、気温15 ℃未満または相対湿度80 %以上の環境下では養生時間を8時間に延長し、含水率計で基材含水率15 %未満を確認してから次工程へ進む――このような条件分岐を工程表上に注釈として記載しておくと、現場が独自判断で前倒し施工して失敗するリスクを防げる。また、MIST工法®チームと外壁塗装チームが同一足場を共用する場合は、足場使用の優先順位と作業エリアを日替わりローテーション方式で区切り、干渉ゼロの時間帯を確保する。これをガントチャート上で色分けして視覚化すると、発注者・現場管理者・下請けの三者が一目で理解でき、進捗会議での意思疎通が格段にスムーズになる。さらに、雨天順延の判断基準(降雨量1㎜/時を超えた場合は翌日に順延など)と、順延時の後工程シフト案をあらかじめ示しておくことで、悪天候でも慌てずに対応できる。最後に、各工程の完了判定者と承認方法(電子写真台帳・クラウド共有など)を明記し、誰が責任を持って“次に進める”かを可視化すれば、手戻りと追加費用を最小化できる。

    2. 品質管理基準と検査項目

    仕様書が機能するか否かは、数値化された品質基準と検査項目をどこまで具体的に盛り込むかで決まる。まず、調査診断段階では「含水率測定ピッチ30 cm」「含水率閾値18 %」「サーモグラフィ温度差2 ℃以上を異常判定」といった測定条件を定量的に規定し、測定器の型式・校正有効期限まで指定して再現性を担保する。除カビ処理後の検査では「ATPふき取り値200RLU未満」「浮遊菌コロニーカウント室外比30 %以下」など、生物汚染の許容値を設定し、基準超過時は追加散布を無償で実施する旨を盛り込むと、施工者の緊張感が高まる。防カビ・防水コートについては「塗布量0.12 L/m²±10 %」「膜厚平均50 nm以上」「接触角90 °以上」といった物性値を示し、乾燥後に抜取検査として接触角計測や膜厚測定を行う方法を明文化しておくと確実だ。気密・止水補修では「シーリング硬度A20~A35」「引張接着強さ0.4 N/mm²以上」「加圧散水30分で漏水ゼロ」などの性能基準を設定し、実地検査時にはメーカー提出の試験成績書と現場サンプリング試験結果を突合する手順を定める。さらに、検査結果を電子台帳にリアルタイム反映し、発注者がクラウドで閲覧・承認できるワークフローを組むことで、書類不備や改ざんの余地をなくすことが可能だ。最後に、「不合格時の是正工事費は施工者負担」「合否判定は第三者検査員が行う」など責任分担を記載すれば、品質トラブル時の紛争リスクを最小限に抑えられる。

    よくある質問(FAQ)

    発注前の疑問を即解決──MIST工法®と外壁改修の実践ポイントまとめ

    よくある質問(FAQ)

    Q1. MIST工法®は塩素臭や刺激臭がないと聞きましたが、本当に在宅のまま施工できますか?
    A. はい、可能です。薬剤は食品添加物グレードの成分を中性〜弱アルカリ域に調整しているため、次亜塩素酸のような強い揮発成分を含みません。施工時に軽いミスト臭が残る場合でも、30〜60分の換気でほぼ消散します。実際に学校や高齢者施設で授業・入所を継続したまま施工した事例が複数あり、居住者の健康被害報告はありません。

    Q2. クラックの多い旧耐震RC造でも効果は期待できますか?
    A. 期待できます。毛細管現象を利用する超微粒子ミストは幅0.05mm程度のヘアークラックにも浸透します。除カビ処理後に低粘度エポキシで注入シールを行うことでクラック内部に薬剤と樹脂が一体化し、再発リスクを抑制します。震動や温度伸縮による亀裂再発を想定し、弾性シーリング+外貼りテープで止水補強を行うとより万全です。

    Q3. ミスト噴霧によって壁内部の断熱材が濡れたりしませんか?
    A. 噴霧量は1m²あたり約100mLと少なく、粒径も5µmと極小のため、必要量を超えて浸透することはありません。含水率計で監視しながら散布するため、断熱材が大量に吸水する前に乾燥が完了します。施工後には含水率が基準範囲(15%以下)であることを確認してから次工程へ進むため安心です。

    Q4. 防カビ効果はどのくらい持続しますか?
    A. 一般的な屋外環境(温湿度サイクル、紫外線量)で5〜7年再発が確認されていません。これは薬剤が素材内部でイオン結合し、通気性を保持しながら栄養源の吸着をブロックする極薄バリアを形成するためです。表層が摩耗する高摩擦部位や塩害地域では、3〜5年目の点検時にトップアップ散布を推奨しています。

    Q5. 施工コストは通常の洗浄+再塗装と比べて高くなりますか?
    A. 初期材料費はやや上がるものの、研磨・高圧洗浄・廃水処理といった前処理が不要なため、総工費では同等か1〜2割低減するケースが多数です。また、再発による手直し・クレーム対応が大幅に減るため、ライフサイクルコストでは確実に優位になります。

    Q6. 冬期や梅雨時など湿度の高い季節でも施工できますか?
    A. 施工可能です。ただし表面温度5℃未満、相対湿度85%以上の場合は乾燥時間が延びるため、温風養生や夜間作業の回避を工程表で調整します。含水率と気象データをリアルタイム記録し、基準を満たした段階で次工程へ進む運用を徹底しています。

    Q7. サイディング外壁の意匠模様が薬剤で変色する心配は?
    A. 薬剤は無色透明で紫外線に対して安定しており、塗膜の顔料やサイディングのプリント層との化学反応は確認されていません。施工前に小面積でパッチテストを行い、色差ΔEが1.0以下であることを確かめたうえで全面施工に進むのが標準フローです。

    Q8. 施工後に空気質を客観的に証明する方法はありますか?
    A. はい、ATPふき取り検査と浮遊菌コロニーカウントを施工前後で比較し、数値で改善度を提示します。さらにCO₂濃度・TVOCセンサーと連携したクラウドモニタリングを提案できるため、テナントや居住者に対して透明性の高いエビデンスを提供可能です。

    Q9. 防水保証書がないとのことですが、性能担保はどうしていますか?
    A. 長期保証書は発行しない方針ですが、竣工後1年以内の不具合については原因調査・是正を無償対応する「品質サポート規定」を設けています。また、6カ月・12カ月の定期点検で含水率と外観を測定し、データを発注者へ提出することで性能を数値で追跡します。

    Q10. 他社の防カビ商品と併用しても問題ありませんか?
    A. 基本的にはMIST工法®単独で十分な効果を得られる設計ですが、トップコート塗装に防カビ顔料を添加するなどの併用は可能です。ただし薬剤の相溶性によっては防カビ成分が失活するリスクもあるため、メーカーの技術資料で化学的適合性を確認したうえで試験施工を行うことを推奨します。

    これらのQ&Aは、発注前のヒアリングや社内決裁時に頻出する疑問を網羅し、エビデンスに基づく回答を整理したものです。ぜひ仕様書作成やクライアント説明の際に活用し、MIST工法®導入の判断材料としてお役立てください。

    まとめ ── 建設会社が今すぐ取り組むべき防カビ発注戦略

    “後手の修繕”から“先手の予防”へ──ミスト時代の外壁マネジメントに欠かせない3つの視点転換

    建設会社がいま直面している最大の課題は、施工完了後のクレーム対応コストとブランド毀損リスクをいかに抑えるか――その一点に尽きます。外壁改修は見栄えを刷新するだけでなく、漏水・カビという“目に見えない劣化要因”を制御してはじめて顧客満足が得られる工種です。ところが実際の現場では、塗り替えやシーリング打ち替えを「表面的な化粧直し」と捉え、内部診断や防カビ処理を軽視する傾向が根強く残っています。その結果、2~3年後に膨れやシミが発生し「また同じ会社に任せて大丈夫か?」という疑念が発注者側で膨らむ──これが伝統的な“後手の修繕サイクル”です。

    MIST工法®を軸にした発注戦略は、この悪循環を断ち切り、“先手の予防型サイクル”へ舵を切るための武器になります。ポイントは三つ。第一に診断工程のデータ化です。含水率・熱画像・シーリング硬度といった客観指標を仕様書に落とし込み、「数値で示せない施工は進めない」というルールを組織内に徹底することで、曖昧な“職人勘”から脱却できます。第二に工程統合による時間価値の最大化。ミスト噴霧と防カビコートを外壁改修ガントチャートの中核に据えることで、仮設・養生・乾燥待ちのオーバーラップが可能となり、足場使用日数を平均2割短縮できます。これにより、交通規制費や安全管理コストを抑えつつ、季節工期の山谷を平準化できるため、元請け・下請け双方のキャッシュフローが安定します。第三に定期点検データのフィードフォワード。竣工後に含水率や空気質をクラウドで継続モニタリングし、異常値を検知した時点でピンポイント補修を提案すれば、フル改修に至る前にコストとリスクを最小化できます。これは単なるアフターサービスではなく、データを根拠とした“継続収益モデル”の構築に直結します。

    こうした戦略転換には、発注担当者が中心となって仕様書の粒度を上げ、サプライチェーン全体に共通言語を浸透させることが不可欠です。診断機器の型式・校正日を明示し、乾燥判定基準を数値で固定し、追加散布ルールや是正費用の負担割合まで先に取り決める――細部まで踏み込んだ仕様は一見ハードルが高いように思えますが、長期的には「言った/言わない」に起因するトラブルを激減させ、組織全体の管理コストを下げる効果が絶大です。さらに、MIST工法®の導入を起点に、SDGs・ESG評価やウェルネス認証取得へ展開すれば、企業価値向上と新規顧客開拓の両輪が回り始めます。

    最後に――建設業界は価格競争から価値競争へ軸足を移しつつあります。「きれいに塗り替えました」だけでは差別化できない時代、“漏水もカビも出さない”という機能価値を数値で示す会社こそが次の市場をリードします。MIST工法®はその実装手段であり、貴社の施工品質をワンランク引き上げる起爆剤です。今こそ、防カビ診断とミスト施工を工程表の標準メニューに組み込み、顧客の資産価値と自社ブランドを同時に守る“攻めの改修戦略”をスタートさせましょう。

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    カビ取り・カビ対策専門業者MIST工法カビバスターズ本部

    0120-052-127(平日9時から17時)

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    カビの救急箱

    https://kabibusters.com/

     

    【検査機関】

    一般社団法人微生物対策協会

    https://kabikensa.com/

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