マンションを改修する前にカビの原因を確認する

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マンションのカビとリフォーム|改修前の確認と動画

マンションのカビとリフォーム|改修前の確認と動画

2022/08/26

マンションのカビとリフォームを考える方へ

この記事は、2022年8月に紹介したカビバスターズ大阪のマンション改修現場の動画案内を、相談前の確認事項とともに整理したものです。工事後にカビが生えないと一律に保証する内容ではありません。

動画で紹介した現場

カビが生えたマンションを総リフォームする現場を紹介しています。映像の工事内容を、そのまま別の住宅に当てはめることはできません。施工対象・水分原因・材料の状態は物件ごとに確認します。

動画を見るときに確かめたいこと

リフォームの動画は、工事の様子を理解する入口になります。ただし映像に映った部分だけで、建物全体の水分状態や工事後の経過まで分かるわけではありません。この記事では当時の紹介内容を残しつつ、これから別のマンションを改修する方が担当者へ確認するための一般的なポイントを補足しています。

動画の現場と自宅を比べる際は、建物の構造、カビがある材料、漏水歴、工事で撤去する範囲を確認します。同じマンションでも、壁紙だけの交換と、床や下地を含む総リフォームでは工程が違います。映像の作業日数や仕上がりを、ご自宅でもそのまま再現できるという意味には受け取らないようにしましょう。

この元記事だけでは、現場全体の測定結果、契約費用、完成後の長期経過を確認できません。そのため、新たな数字や入居者の感想を当時の実績として付け加えていません。実際の依頼では、現在の担当窓口へ物件の状態を伝え、調査で確認できた内容をもとに工事を組み立てます。

壁紙を張り替える前に確認する理由

壁紙は室内の仕上げであり、その裏の材料が濡れているかどうかは表面だけでは分からない場合があります。黒ずみを覆うように新しい仕上げを施しても、水が入り続ける状態が直るわけではありません。美観の回復と、水分原因への対処、カビのある材料の処理を区別して見積もりを確認してください。

米国EPAのカビ清掃の案内でも、水の問題を修理し、カビのある面をそのまま塗装やシーリングで覆わず、清掃と乾燥を行うことが説明されています。個々の住宅で何を残せるかは材料の状態によるため、表面を隠すだけの工事になっていないかを確認することが大切です。

壁紙をはがすときは、施工担当者が必要な養生と作業方法を計画します。入居者が調査のために大きくはがしたり、下地を削ったりする必要はありません。見えなかったカビや濡れが見つかった場合は、その位置と範囲を記録して説明を受け、追加作業を承認する前に選択肢を聞きましょう。

リフォーム前の調査を具体化する

最初に伝えたいのは、いつカビに気付き、どの場所へ広がり、掃除や修理でどう変化したかです。部屋の全景と近接写真、雨の後や朝の濡れ、空調の運転との関係をまとめます。すでに壁紙や床を交換したことがあれば、その時期と範囲も調査担当者へ共有してください。

調査では、結露、雨漏り、配管漏水、過去の水分の残留など、疑われる経路を分けて確認します。写真だけで原因が一つに決まるとは限りません。現地では何を目視し、何を測定し、どこが見られなかったのかを説明してもらうと、工事に必要な情報と追加確認の必要性が分かります。

調査とリフォームを別々の会社へ依頼する場合は、図面や写真の呼び方をそろえます。「北側の壁」だけでは部屋が分からないことがあるため、部屋名と位置を対応させてください。調査報告がリフォーム担当に渡らず、仕上げ工事だけが先に進むことを避けるためにも、情報を集める窓口を決めておきます。

下地を残すか交換するか

下地を残せるかは、見える色だけで判断するものではありません。材料の種類、濡れの程度、傷み、裏側へアクセスできるか、必要な清掃ができるかなどを確認します。表面の処理で対応できる範囲と、交換を検討する範囲を説明してもらい、費用だけで決めないことが大切です。

吸水性のある材料や内部にカビが入り込んだ材料では、取り除ききれず交換が必要になる場合があります。反対に、黒く見えるすべての材料を一律に廃棄するという判断も避けます。残す場合の条件と限界、交換した場合に周囲の復旧へ影響する範囲を、施工担当者と確認してください。

床材の重ね張りを検討する場合も、既存床の濡れや傷みを確認しないまま覆わないようにします。床の構成や高さの変化、建具の開閉、管理規約で定める条件など、カビ以外の確認も必要です。既存の床を残す提案では、下地の状態を何によって確認したかを尋ねましょう。

乾燥を工程表に組み込む

乾燥に必要な期間は、濡れた材料、厚さ、空気の流れ、季節、使用設備で変わります。「必ず翌日に壁紙を張れる」といった固定の日程を先に決めず、何を確認したら仕上げへ進めるのかを相談します。工事日程は必要な乾燥や追加調査を含めて組み立てることが重要です。

乾燥確認には、目視だけでなく材料に応じた測定や経過の比較を用いる場合があります。測定値の読み方は機器と材料で異なるため、数字だけを受け取るのではなく、測定箇所と判断の根拠を説明してもらいます。測れなかった範囲は、乾燥済みと同じ扱いにしないようにしましょう。

工程が延びる可能性がある場合は、家具の搬入、引越し、賃貸の入居予定にも影響します。いつ追加判断をし、誰に連絡するかを決めておくと、急な予定変更に対応しやすくなります。仕上げの見た目を早く完成させるために、確認が必要な工程を省略しないことが大切です。

集合住宅の承認と共用部分の調整

分譲マンションでは、住戸内の工事でも管理規約や工事申請の手続を確認します。外壁、窓、共用配管などに関係する場合は、所有者だけで工事を決められないことがあります。調査で開口する場所と、修理が必要な部分を整理し、管理側へ先に相談してください。

賃貸住宅では、貸主や管理会社への連絡と承認が必要です。入居者が先に大きな工事を手配すると、費用や復旧方法の調整が難しくなる場合があります。緊急の漏水があるときは速やかに連絡し、それ以外の工事は写真と調査計画を共有して、誰が承認するのかを明らかにします。

共用廊下やエレベーターの養生、材料の搬出経路、工事時間、騒音のある作業、駐車や搬入の条件も確認します。工事内容の説明が近隣へ必要な場合は、管理側と役割を分けます。居住者の病歴や私生活の情報まで工事のお知らせに含める必要はなく、必要な作業情報を共有します。

見積もりを比べるための確認事項

見積もりでは、現地調査、撤去、カビ処理、乾燥、材料交換、内装復旧の範囲を分けて確認します。カビ処理に壁紙の張替えまで含むのか、撤去した材料の処分は別なのかなど、会社によって見積もりの含め方が異なることがあります。部屋や面積、材料をそろえて比較しましょう。

追加工事の条件も重要です。壁を開けた後に予想より広い傷みが見つかった場合は、写真による説明と追加見積もりを受け、承認してから進める手順を決めます。連絡がつかない場合の作業の扱いまで相談しておくと、依頼者が不在でも勝手に範囲が広がることを防ぎやすくなります。

安いか高いかを判断する前に、今回の問題に対応する作業が含まれているかを見ます。原因修理が別会社の工事なら、その費用と日程も含めて全体を考える必要があります。施工方法や製品の違いだけでなく、報告書、引渡し時の説明、再点検の条件まで確認してください。

工事中に暮らす場所を考える

入居したまま改修する場合は、使えない部屋、家具を移す場所、生活動線を事前に相談します。工事の範囲や方法によっては別の滞在場所の手配が必要になるため、必ず別室で生活できると考えないことが大切です。家族やペットのいる場合も、作業中の立入り条件を個別に確認します。

薬剤を使う場合は、対象材料、養生、換気、使用再開の条件について説明を受けます。臭いが弱いから無害、天然由来だから誰でも滞在できるという判断はできません。生活上の配慮が必要な方は、医療者からの指示と工事側の条件を確認し、必要な範囲の情報を担当者へ伝えます。

工事中に必要な薬や日用品、通院や仕事で使う物は、作業範囲外へ準備します。鍵の受け渡し、立会い、写真による報告方法も決めておきましょう。工事が延びた場合に誰が連絡を受けるかを明確にしておくと、本人が作業場所へ何度も戻らずに状況を把握できます。

仕上げを閉じる前に残す記録

壁紙や床材を施工した後は、下地の状態が見えなくなります。その前に、調査した位置、修理した部分、交換した材料、残した材料を写真で記録してもらいましょう。完成写真だけよりも、後から問題が起きたときに何を確認した工事だったかを説明しやすくなります。

記録には未確認の箇所も必要です。収納の裏や設備で遮られた部分など、確認できない範囲があった場合は、その理由と今後の確認方法を整理します。工事報告に「全体処理」と書かれていても、対象外の部分がないかを聞き、将来の維持管理で見る場所を決めてください。

引渡し時には、換気設備や新しい内装材の手入れ方法を確認します。以前と窓や収納の位置が変わった場合は、空気の通り道と点検できる余地も見直します。工事後の管理方法が以前と同じでよいとは限らないため、取扱説明書と担当者の説明を保管しておきましょう。

依頼前に共有する資料と希望

リフォーム会社へ最初に渡す資料は、発生場所の写真、過去の修理履歴、間取り、予定している改修範囲です。手元に図面がない場合も相談できますが、何が分かり、何が不明かを整理してください。管理側が持っている配管や工事の情報を確認できるかも尋ねると、現地で見る内容を具体化できます。

希望は「費用を抑えたい」だけでなく、「寝室を優先して使えるようにしたい」「収納はできるだけ残したい」など順番を付けて伝えます。残せるかどうかを調査で判断する項目と、デザインの希望を分けることで、必要な対応を削らずに工事範囲を調整しやすくなります。

見積もりの回答には、工事ができる日だけでなく、どの条件がそろえば開始できるかを書いてもらいましょう。管理側の承認、漏水修理の完了、荷物の移動などが未確定なら、開始日の前提として共有します。作業を始めてから調整するより、生活への影響を見通しやすくなります。

引渡し後の相談先は、内装の仕上げ、漏水、カビの再発など内容によって異なる場合があります。依頼者が窓口を迷わないよう、最初に連絡する担当者を一つ決め、必要に応じて各業者へつないでもらう方法もあります。工事書類と連絡先を一緒に保管し、次の季節に変化が出た際にも確認できるようにしてください。

よくある質問

Q. 総リフォームならカビの問題はすべて解決しますか。

A. 工事範囲と水分原因によります。共用部分の漏水などが残れば、内装を新しくしても問題が続く場合があります。どこまで修理し、何を確認したかを具体的に聞いてください。

Q. 防カビ壁紙を選べば下地の処理は不要ですか。

A. 製品の機能は、濡れた下地や既存のカビへの対応を代替するものではありません。下地の状態を確認し、清掃・乾燥・交換など必要な工程を組み立てます。製品の適用条件も担当者へ確認してください。

Q. 動画と同じ方法を指定できますか。

A. 希望する内容は相談できますが、ご自宅に適するかは現地の材料や水分原因を見て判断します。映像の一部だけで工事範囲や費用を確定せず、調査結果と見積もりの説明を受けてください。

Q. 工事後に臭いが残った場合はどうしますか。

A. 臭いの出る場所、時間、設備の運転との関係を記録して担当者へ連絡します。臭いだけでカビの残存と断定せず、ほかの原因も含めて確認し、必要な追加調査を相談します。

仕上げる前に水分原因を確認する

壁紙などを新しくする際は、下地が濡れていないか、漏水や結露が続いていないかを確認します。表面の模様が見えなくなることと、発生原因の改善は別です。修理、乾燥確認、傷んだ材料の交換、除カビの役割を担当者と整理しましょう。

集合住宅の改修で相談すること

賃貸では貸主・管理会社、分譲では管理規約と管理側の手続きを確認します。開口や配管・外壁の調査、作業時間、共用部分の養生、騒音などを先に調整してください。見積もりでは撤去・処理・復旧の範囲と追加費用の条件を分けて確認します。

リフォーム後の管理と相談先

引き渡し時には、施工範囲の写真、確認できなかった箇所、換気設備の使い方、再び濡れた際の連絡先を確認します。防カビ処理を行っても、水分条件や使い方により再発する可能性があるため、保証の対象と期間は書面で確かめます。

MIST工法®カビバスターズ本部へ、所在地、住宅の種類、カビの写真、過去の漏水・改修、予定しているリフォーム内容をお知らせください。現行の対応窓口と工事範囲をご相談いただけます。

元記事のマンション改修現場の動画を見る

関連するご案内

相談・関連情報と参考資料

EPA:カビ清掃の基本と仕上げ前の乾燥

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カビ取り・カビ対策専門業者MIST工法カビバスターズ本部

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カビの救急箱

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【検査機関】

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