真菌症が心配な方へ: 愛知県の真菌外来と感染症専門医のご紹介
2026/10/07
感染症・真菌・検査・カビを正しく知る
「室内にカビがあるけれど感染症につながらないか心配」「真菌の検査はどこで受ければいいのか」「病院の検査と住宅のカビ検査は何が違うのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
真菌とはカビや酵母などを含む微生物の一群で、私たちの身の回りに広く存在しています。しかし、「住宅にカビがあること」と「人体に真菌感染症が起きていること」は同じ意味ではありません。
この記事では、感染症・真菌・検査・カビの関係を整理し、医療機関で行われる検査と住環境のカビ検査の違い、受診を考える目安、室内環境でできる対策までわかりやすく解説します。
感染症と真菌、カビの関係とは
感染症とは、細菌・ウイルス・真菌などの病原体が人体に侵入し、増殖することで症状を引き起こす病気の総称です。その中で真菌を原因とするものを「真菌症」と呼びます。
真菌とはカビや酵母などの総称
真菌は自然界に広く存在する微生物です。一般に「カビ」と呼ばれるものだけでなく、酵母なども真菌に含まれます。
私たちは日常生活の中で常にさまざまな真菌と接しています。そのため、真菌が身の回りに存在すること自体が異常というわけではありません。
| 項目 | 概要 | 主に確認する場所 |
|---|---|---|
| カビ | 糸状に増殖する真菌の一群 | 壁、天井、木材、浴室、エアコンなど |
| 酵母 | 単細胞で増殖する真菌の一群 | 人体、食品、自然環境など |
| 真菌症 | 真菌が人体に感染して生じる病気 | 皮膚、爪、口腔、肺など |
カビがあるだけで真菌症になるわけではない
室内にカビが確認されたからといって、そこに住んでいる人が必ず真菌感染症になるわけではありません。
人体への影響は、真菌の種類、曝露量、感染部位、本人の健康状態など複数の要素によって変わります。特に注意したいのは、免疫機能が低下している方や基礎疾患のある方などです。
「住宅にカビがあるか」と「人体に真菌が感染しているか」は別の問題です。体調に異変がある場合は医療機関、建物のカビや臭い、湿気が気になる場合は住環境の専門家へ相談するという切り分けが重要です。
注意したい症状とリスク
真菌症は感染する場所によって症状が大きく異なります。皮膚や爪に症状が現れるものもあれば、呼吸器などに関係するものもあります。
- 皮膚のかゆみや発赤が長く続く
- 爪の色や厚みに変化がある
- 口腔内の違和感が続く
- 呼吸器症状が長引いている
- 基礎疾患や治療によって免疫機能が低下している
症状から自己判断で「カビが原因」「真菌症」と決めつけることはできません。症状が続く場合や体調に不安がある場合は、医療機関へ相談してください。
真菌感染症が疑われるときの検査
真菌感染症が疑われる場合、医療機関では症状や感染が疑われる部位、基礎疾患などを確認したうえで、必要な検査を選択します。
医療機関では症状と感染部位から検査を選ぶ
真菌症は、皮膚、爪、口腔、肺など感染部位によって診断方法が異なります。そのため、「真菌を調べる検査を一つ受ければすべて分かる」というものではありません。
| 確認する内容 | 医療機関で検討される内容 |
|---|---|
| 皮膚・爪 | 患部の状態確認や検体採取など |
| 呼吸器 | 画像検査、検体検査などを症状に応じて検討 |
| 全身状態 | 血液検査などを症状や背景に応じて検討 |
| 基礎疾患 | 免疫機能や治療歴などを含め総合的に評価 |
真菌検査には複数の方法がある
医師は必要に応じ、採取した検体を顕微鏡で確認したり、培養検査などを行ったりします。検査内容は疑われる病気や感染部位によって異なります。
重要なのは、検査結果だけではなく、症状、画像所見、既往歴などを含めて医師が総合的に判断することです。
何科を受診するべきか
受診する診療科は症状によって異なります。
- 皮膚・爪の症状:皮膚科
- 咳や呼吸器症状:呼吸器内科など
- 口腔内の症状:歯科・口腔外科や内科など
- 重い基礎疾患がある場合:主治医または感染症を専門とする医療機関
どこを受診すればよいか分からない場合は、まずかかりつけ医へ相談し、必要に応じて専門科を紹介してもらう方法があります。
医療の真菌検査と住宅のカビ検査の違い
検索すると「真菌検査」という言葉が医療と建物の両方で使われているため、混同しやすいポイントです。
人体の検査と環境検査は目的が違う
| 医療機関の真菌検査 | 住宅・施設のカビ検査 | |
|---|---|---|
| 目的 | 人体への感染の有無を診断する | 室内環境の真菌汚染状況を調べる |
| 対象 | 血液、皮膚、喀痰など | 壁、床、天井、空気、建材など |
| 判断する人 | 医師などの医療従事者 | 環境・微生物検査の専門家など |
| 結果の用途 | 診断や治療方針の判断 | 発生状況や対策方法の検討 |
住環境では発生原因まで調べることが重要
住宅や施設のカビ対策では、カビを見つけるだけでなく、「なぜ発生したのか」を確認することが重要です。
- 漏水や雨漏り
- 結露
- 高湿度
- 換気不足
- 家具裏や床下などの空気滞留
- 断熱不足や温度差
発生原因を残したまま表面だけを清掃すると、同じ場所で再びカビが発生する可能性があります。
AIを活用した情報整理について
近年はAIを使って、症状の記録、室内環境の変化、湿度データ、写真などを整理することもできます。
例えば、「いつから症状があるか」「どの部屋でカビが確認されたか」「雨の日に臭いが強くなるか」といった情報を時系列で整理すると、医師やカビ対策業者へ相談するときの説明がしやすくなります。
AIの回答や画像判定だけで真菌症の有無やカビの種類を断定することはできません。人体については医師、建物については専門的な調査・検査を行う事業者へ確認してください。
カビと真菌を増やさない室内環境づくり
カビ対策では、「発生してから取る」だけでなく、カビが成長しにくい環境を維持することが重要です。
湿気をためない
室内に湿気がこもると、カビが繁殖しやすい環境になります。特に浴室、洗面所、押入れ、クローゼット、北側の部屋、家具の裏などは注意が必要です。
- 換気扇を適切に使用する
- 除湿機やエアコンの除湿機能を利用する
- 家具を壁へ密着させすぎない
- クローゼットに物を詰め込みすぎない
- 室内湿度を継続的に確認する
結露や漏水を見逃さない
窓周辺の結露、壁紙の浮き、天井のシミ、床の湿り、カビ臭などは、建物内部に水分が入り込んでいるサインである場合があります。
※上記は重要度を視覚化したイメージであり、統計データではありません。
見えているカビだけを落とさない
表面の黒ずみを拭き取って見えなくなっても、建材の内部や壁紙の裏側などに原因が残っていることがあります。
広範囲にカビが発生している場合、繰り返し再発している場合、壁内部や床下への広がりが疑われる場合は、専門的な調査を検討してください。
専門的なカビ検査と対策の流れ
MIST工法®カビバスターズでは、目に見えるカビだけではなく、建物の状況や発生原因を確認したうえで対策を検討することを重視しています。
目視・ヒアリングだけで判断しない
カビの発生状況を把握するためには、目視だけでなく、建物の使用状況、過去の漏水・雨漏り、換気状態なども確認する必要があります。
施工前後の比較が重要
専門的なカビ対策では、施工前の状態を確認し、施工後にどのように改善したかを比較することが重要です。
特に施設や大規模な建物では、施工前後の記録を残すことで、対策内容や今後の維持管理について判断しやすくなります。
MIST工法®カビバスターズの考え方
MIST工法®カビバスターズでは、住宅だけでなく、施設やさまざまな建物で発生するカビについて、発生状況や建材に合わせた対策を検討します。
カビを除去することだけを目的とするのではなく、湿気、換気、漏水など再発につながる要因まで確認し、長期的にカビが発生しにくい環境を目指すことが大切です。
感染症・真菌・検査・カビでよくある質問
部屋にカビがあると感染症になりますか?
必ず真菌感染症になるわけではありません。感染症の発症には真菌の種類、曝露状況、本人の健康状態など複数の要因が関係します。体調に異変がある場合は、住宅のカビだけを原因と決めつけず医療機関へ相談してください。
自宅のカビを病院で検査できますか?
医療機関は人体の診断・治療を行う場所であり、住宅の環境検査とは目的が異なります。建物に発生しているカビについて調べたい場合は、環境・微生物検査を扱う専門事業者へ相談してください。
カビを見つけたらすぐ除去すればよいですか?
小規模な表面カビであれば日常清掃で対応できる場合もあります。しかし、広範囲に広がっている、繰り返し再発する、壁内部や床下まで湿っている、カビ臭が取れないといった場合は、発生原因そのものを確認する必要があります。
感染症・真菌・検査・カビを正しく切り分けよう
「感染症」「真菌」「検査」「カビ」は深く関連する言葉ですが、人体の問題と建物の問題を分けて考えることが重要です。
体に症状がある場合は医療機関で診察を受け、住宅や施設のカビが気になる場合は、発生範囲や湿気、漏水、換気などを含めた住環境の調査を検討しましょう。
また、AIは症状や写真、室内環境の記録を整理する補助ツールとして活用できますが、医療診断や専門的な真菌検査の代わりにはなりません。
カビの問題を長期的に解決するためには、「見えているカビを落とす」だけではなく、発生原因を確認し、再発しにくい環境へ改善することが大切です。
壁や天井のカビ、繰り返すカビ臭、漏水後のカビ、目に見えない場所への広がりなど、建物のカビについて気になることがございましたらご相談ください。
LINEでカビについて相談する- 感染症・真菌症に関する情報は、医療機関や公的機関が公開している最新情報をご確認ください。
- 症状や治療については、医師などの医療専門職へご相談ください。
- 住宅・施設のカビ検査は、人体を対象とした医学的検査とは異なります。
世良 秀雄-カビのプロフェッシャル-
この記事の著者情報
24歳からカビ取り事業を始め2026年現在、会社設立から30年以上全国で「カビトラブル」にお悩みのお客様のもとへカビ取り・カビ対策に駆けつけしております。年間施工実績グループ全体で3000件以上.。全国のカビ問題を徹底解決いたします。詳しくはこちら>>
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【検査機関】
一般社団法人微生物対策協会
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