カビ（真菌）による肺炎に注意

春先から秋口まで日本は湿気が多くなり高温多湿な気候になってきます。そして、近年の高気密高断熱住宅の普及でアレルギー疾患者数も年々増加してきています。

梅雨時期から夏の時期にかけ、毎年咳や微熱などの症状が出るという方いませんでしょうか？特に高齢者や子供など抵抗力が弱くなっている方など。それは、カビによるアレルギー疾患かもしれません。カビは、空気中に必ず浮遊菌として１㎥あたり７００個～１７００個飛んでいるといわれています。そしてカビの種類も１０万種ともいわれております。そしてカビは発育するための条件が４つあります。

1.温度　２０℃～３０℃　

2.栄養　有機物や埃手垢などありとあらゆるものが餌になります。

3.酸素　人間が必要とする酸素量よりかなり少なくてよい。

4.湿度　７０％以上といわれています。

住環境において、梅雨時期から秋あたりまで４つの条件が揃うため、カビが発育し生息するためには好条件になってきます。

条件が揃いだすと、３日から５日で目に見えるように成長→７日から１０日でカビが大きく成長し胞子を放出。というサイクルでどんどん空気中にカビの胞子を放出していきます。気が付くと、先ほども言いましたが、１㎥あたり700～１７００個というカビの胞子が１０倍から１００倍の量に増殖し空気汚染をしていきます。

カビの胞子を大量に吸い込んだ時の病気で、夏型過敏性肺炎と過敏性肺炎が有名で疾患者数も多くいます。

まずは、夏型過敏性肺炎について解説させていただきます。

夏型過敏性肺炎は、トリコスポロンというカビを吸い込むことで過敏性肺炎を起こします。トリコスポロンというカビは、日本中どこにでも浮遊しているカビの種類の１種でどこの住宅でもいるカビの種類です。

次に過敏性肺炎についてですが、アスペルギルスというカビを吸い込むことで起きます。別名アスペルギルス症ともいわれています。

カビが原因で起きる肺炎は日本国内ですと主にこの２種類が有名です。

近年新型コロナウイル流行で、夏型過敏性肺炎や過敏性肺炎になると症状が似ているため、PCR検査など余分な検査を受けさせられたり、時間が余分にかかり大変です。

できるだけ、住空間の空気質をきれいに保つことをお勧めいします。

皆さんでできる住環境の空気質向上法

1.清掃・カビ予防

日頃より定期的にお部屋のお掃除をしましょう。

2.換気・通気

住宅において一日何度かは住宅内の空気の入れ替えをしてください。室内の空気を入れ替えることでアレルギーが出ない菌レベルの新鮮な空気！

3.湿度管理

住環境において相対湿度を６０％以下になるように心がけましょう。

4.結露対策

普通の住宅では、結露というと冬場をイメージされますが、近年では高気密高断熱住宅がほとんどなので夏場も結露の心配をしないといけません。

結露している場所は早めにふき取るか結露対策を行い、住環境内での結露をなくしていきましょう。

入退院を繰り返しされ、自宅に帰ると症状が悪化している方などは、重症化する恐れもありますので自身ではカビ対策できないと思いますし、適切な処理をしないといけません。見た目だけでカビの処理をするのではなく、カビを見える化し、微生物汚染の範囲の確定を行い、確実に疾患をおこさない菌の汚染度まで下げる必要性があります。

カビ取り・カビ対策専門業者MIST工法カビバスターズでは、一般社団法人微生物対策協会と連携し、微生物汚染の見える化をし、施工前後で真菌検査を行っているので疾患の再発もなく安心安全な住空間を提供いたします。

是非ご気軽にご相談ください。

 

一般社団法人微生物対策協会

https://kabikensa.com/

動画ユーチューブでカビのアレルギーについてお話させていただいています

https://www.youtube.com/watch?v=Pvg0aisNZJM&t=197s