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カビは夏に大繁殖するのでご注意を!

カビは夏に大繁殖するのでご注意を!

2022/07/01

日本の梅雨が明けて夏になると、気温が上がり本格的な暑さがやってきます。

そして多湿な日本の夏、カビにとって発育しやすくなりますのでカビ対策が必要です!

 

特に換気など必ず行い、こまめにお掃除をしてください!

 

過敏性肺炎(夏型過敏性肺炎)にご注意を!

近年、住宅の気密性が上がり特に夏型肺炎が増えてきているといわれております。

トリコスポロンというカビの種類の胞子を吸い込みアレルギーによる過敏性肺炎です。

他にもアスペルギルスというカビの種類の胞子も肺炎を起こすと聞いております。

 

トリコスポロンは、カーペットや畳、エアコン内などで繁殖しやすいカビで、湿気が高く風通しの悪い場所、湿気後こもりやすい場所(空気だまり)は要注意です!

 

​​​​​​夏は高温多湿なのでカビに注意が必要!

今日の名古屋もそうですけど、外気の気温が40℃近くになり相対湿度が80%以上になってきます。その40℃近くの相対湿度80%の空気が、家の中に入ってきますと、家の中で何が起きているかわかりますか??

エアコンや換気システムで30℃弱に気温がなってきます!仮に10℃気温が下がると、相対湿度はどうなると思いますか?大体ですけど、10℃下がると相対湿度は90%以上になってきます。

近年のZEH(ゼロ・エネルギー・住宅)の家でカビ問題がよく起きていると思いますが、この温度と相対湿度の関係でカビが大繁殖して住宅メーカーさんや工務店さんは困っていると思います!

 

ZEHの新築の住宅のカビ!

第1種換気システムと第3種換気システムの住宅では、新築引渡し後のカビのクレームは、約2%起きているといわれています。(大手ハウスメーカーさん情報ですけど・・・)

これは、建築段階で基礎コンクリートの湿気が床下で溜まり、建築中3か月~5か月の間床下はコンクリートの湿気で水滴だらけになっています!

引渡し後、ZEHの家換気システムが動き出すので、床下の湿気とカビの胞子を一斉に家中にまき散らし、家のいたるところでカビが発生!家中カビ臭がするなど問題が起きております。

 

ZEHの家のカビ問題!

 

今からは新築引渡し後のカビ問題はない家でも数年たってカビ問題を発生している住宅のお話です。

先ほどの夏の温度と相対湿度の関係をお話ししたと思いますが、特に第3種換気システムで夏の床下で何が起きているか解りますか??

先ほどの場合と同じで、40℃の外気80%の相対湿度の外気が床下に入ると27℃くらいになります。

10℃以上下がります!第3種換気システムの場合、熱交換器が付いていないので除湿されることなく床下に外気が入ってきます。基礎コンクリート表面は、外気より冷たいので目には見えませんが水滴がついていると思われます。

その空気を毎年夏の間に家中に湿気の多い空気を回しますし、新築時はカビが発生していなくても床下にカビが発生し、それを第3種換気システムで湿気とカビの胞子をまき散らすことになります!

 

このように、夏はカビが繁殖しやすい環境が近年の住宅で多く起きています!

日頃から家の換気やお掃除をこまめに行うことで、カビ対策になります!

そして、空気中の浮遊菌の数も減りますのでこまめに換気を行ってください!


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