ベタ基礎でもカビは発生!意外な原因と効果的な予防法とは?
2025/05/22
ベタ基礎住宅でも油断は禁物!カビが発生する意外な原因と効果的な予防法とは?
湿気対策に優れたベタ基礎にも潜むリスクを徹底解説!安心な住環境づくりのポイントをご紹介
皆様こんにちは。MIST工法®カビバスターズ本部です。いつも私たちのブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
住宅のカビ問題は、どのような基礎の住宅にも発生リスクがありますが、特に「ベタ基礎」は地面からの湿気が上がりにくく、比較的カビのリスクが低いと言われています。そのため、多くの方が「ベタ基礎なら安心」と思われがちです。しかし、実際には施工の不備や外周部からの水の浸入、換気不足といった要因が重なると、思いもよらない場所でカビが発生することも少なくありません。
住宅は人の健康を支える重要な空間です。湿気やカビによる健康被害は決して無視できない深刻な問題です。そこで本ブログでは、ベタ基礎住宅におけるカビ発生リスクを正しく理解し、具体的な対策方法を分かりやすくお伝えいたします。施工時に気をつけるべきポイントから日常的に取り入れたい換気の工夫、さらに弊社独自のMIST工法®による予防対策まで、さまざまな視点から安心・安全な住まいづくりをサポートしてまいります。
ご自宅の基礎構造を問わず、カビ問題でお悩みの方はぜひ最後までご覧いただき、快適な住まいを実現するためのヒントを見つけていただければ幸いです。
目次
ベタ基礎とは?特徴とメリットを再確認
ベタ基礎がカビ予防に効果的な理由とは?住宅基礎の基本を詳しくご紹介
【ベタ基礎の基本的な構造とは?】
ベタ基礎とは、建物下の全面を一体化した鉄筋コンクリートスラブで覆った基礎構造を指します。従来の布基礎が点や線で建物の重量を支えるのに対し、ベタ基礎は建物全体の荷重を均一に地盤に伝えることができるため、地盤の沈下や変形に対する耐久性が高いという特徴があります。構造的には、基礎の全面にわたり鉄筋を配筋し、一定の厚さを持ったコンクリートを打設して床下全面を覆います。このことによって、地盤からの湿気を直接的に抑える効果があるほか、害虫や小動物が床下に侵入しにくいという利点もあります。また、ベタ基礎は耐震性能にも優れており、地震の際の建物の揺れや歪みに対しても効果的に抵抗できる設計となっています。さらに、床下空間が一体型でシンプルな構造のため、施工時における工期短縮や施工の合理化が可能になるというメリットもあります。一方で、基礎自体の施工品質が大きく性能に影響するため、施工時には適切な配筋やコンクリートの品質管理が重要になります。特にコンクリートの厚さが均一でない場合や、打設後の養生不足、ひび割れが発生すると、防湿効果が十分に発揮されない恐れがあります。そのため、ベタ基礎の構造を理解し、信頼できる施工業者を選ぶことが、住宅の耐久性と居住環境を守るために欠かせないポイントとなります。
【湿気対策としてのメリット】
ベタ基礎が湿気対策として優れている最大の理由は、建物の下部全面を厚いコンクリート層で覆うことによって、地面から立ち上る湿気を大幅に抑えられることです。住宅におけるカビや湿気問題の多くは地面から蒸発する水分が床下空間に入り込み、室内環境に影響を及ぼすことが原因となっていますが、ベタ基礎では床下空間自体がコンクリートで閉じられるため、湿気が直接建物内部に侵入する経路を断つことができます。さらに、基礎表面が均一で凹凸が少ないため、水分が溜まりにくく、乾燥した状態を維持しやすいという特徴があります。このため、床下に湿気が溜まりにくく、結果的にカビや木材の腐食、シロアリ被害などを未然に防ぐ効果が高くなります。また、湿気対策としてのベタ基礎は、床下換気設備や防湿シートなどとの併用で、さらに効果を高めることが可能です。換気設備を設けることにより、コンクリートで抑えきれない微細な湿気を速やかに屋外へ排出することができます。また、ベタ基礎自体が地盤との直接的な接触面積を減らしているため、外部からの水の浸入が抑制され、洪水や豪雨時の被害を軽減する効果も期待できます。総じて、ベタ基礎は単に住宅を支えるための構造体という役割にとどまらず、住宅の長寿命化や居住者の健康維持という観点からも非常にメリットが大きい工法であるといえるでしょう。
ベタ基礎でもカビが発生する主な原因
安心と思われがちなベタ基礎でなぜカビが発生?見落としがちなリスクを徹底解説!
【施工不良による影響】
ベタ基礎は湿気対策や耐震性に優れていると評価される一方で、施工品質が低下するとその本来の性能を十分に発揮できないばかりか、深刻なカビ問題を引き起こす要因になります。ベタ基礎の施工時に最も注意が必要なのは、コンクリートの厚みと鉄筋の配置、そして適切な養生管理です。例えば、コンクリート打設時に十分な締固めが行われないと、コンクリート内部に空隙や気泡が生じてしまいます。こうした空隙が湿気や水分を貯め込む原因となり、結果的にカビの発生源となるのです。また、鉄筋の配筋が適切でない場合、基礎にひび割れが発生するリスクが高まります。このひび割れは水や湿気の侵入口となり、長期間放置されることでコンクリート内部や床下空間が湿潤環境となり、カビが繁殖しやすい状況を作ってしまいます。さらに、施工後の適切な養生が行われず、乾燥が不十分なまま住宅が使用されると、基礎そのものが慢性的に湿度の高い状態を保持し、床下や建物内部にまで悪影響を及ぼします。こうした施工不良は表面上の確認だけでは見逃されがちであり、数年後に深刻なカビ被害として現れるケースが少なくありません。そのため、ベタ基礎施工時には信頼性の高い業者を選び、施工過程の品質管理と定期的な検査を徹底することが重要になります。
【外周部からの水の侵入リスク】
ベタ基礎は建物下全体を覆うため、一見すると外部からの湿気や水の侵入を完全に防げるように感じられますが、実際には外周部からの水の侵入が大きなリスクとなります。特に建物の外周部では基礎と土壌が直接接している箇所が多く、大雨や豪雨時には水分が基礎周囲の土壌に蓄積される場合があります。その水分が基礎表面のひび割れや微細な隙間を通じて内部に侵入すると、基礎内部や床下に慢性的に湿気が供給され、カビの発生につながります。また、基礎周囲の排水が不十分な場合や、敷地の排水勾配が不適切な場合には、基礎周囲に水が溜まりやすくなり、基礎コンクリートが常時湿潤状態となります。さらに、エアコンの室外機のドレン排水や雨樋からの水が基礎近くに排出されるような施工になっていると、日常的に基礎周囲の湿気が高まることとなります。これらの状況が継続的に続くことで、表面的には問題がなくても基礎内部で湿気が溜まり、建物内部へのカビ発生の引き金となります。そのため、基礎の外周部に適切な防水措置や排水設備を設けること、さらに定期的な点検を行い、水の浸入経路を早期に発見・対処することが、カビ予防において非常に重要なポイントとなります。
【換気不足が引き起こす湿気の滞留問題】
ベタ基礎住宅の湿気対策として「床下換気」は欠かせません。しかし、換気が不十分な状況では、床下空間の湿気が停滞してしまい、結果的にカビの発生リスクが高まります。特に最近の住宅は気密性や断熱性が高く、外部との空気の流れが制限される傾向があります。このこと自体はエネルギー効率や室内の快適性向上に役立つ反面、十分な換気設備を整備しないと、湿気の逃げ場がなく床下に溜まり続ける状況が生まれてしまいます。湿気が床下に溜まると、コンクリート面や木材部分などで結露が発生しやすくなり、結露水がカビの栄養源となって繁殖を促進してしまうのです。また、換気口が設置されていても、その位置や数、風通しの良さが不十分な場合は空気が循環せず、逆に湿気が溜まりやすくなります。特に建物の北側や日当たりの悪い部分では温度差による結露が起きやすいため、湿気が滞留してしまう問題が頻発します。このため、単純に換気口を設けるだけではなく、建物の立地条件や気候条件を考慮し、風の流れを計算して適切な位置や数を設置する必要があります。さらに、必要に応じて機械式換気扇や調湿設備を導入し、強制的に湿気を排出する仕組みを取り入れることも有効な対策となります。ベタ基礎だからと安心せず、十分な換気対策を施すことが、快適で健康的な住環境を維持するための鍵となります。
ベタ基礎でカビが発生しやすい場所とは?
意外と知らないベタ基礎住宅のカビ危険ゾーンとは?重点チェックすべき場所を徹底解説!
【床下空間】
ベタ基礎住宅において、特にカビの発生が懸念されるのが床下空間です。ベタ基礎は地盤全面を鉄筋コンクリートで覆い、地面からの湿気を大幅に抑えることができますが、それでも完全に湿気を防げるわけではありません。特に換気不足が起きやすい床下空間では、空気が滞留しやすく、湿度が一定以上になると結露が発生します。この結露水はコンクリート表面や床下の木材などに付着し、カビが繁殖するための絶好の環境となってしまうのです。近年では住宅の気密性が高まったことで、床下への通気が不足し、換気口の数や設置場所が不適切な場合には特に湿気が溜まりやすくなっています。また、床下は日常的に人目につかない場所であり、定期的な点検が行われにくいため、小さなカビの発生を見逃してしまいがちです。さらに、カビが増殖すると、健康を害する胞子が床下から室内へと侵入し、アレルギーや喘息などの症状を引き起こすこともあります。そのため、定期的に専門家による床下の湿度測定や目視点検を行い、湿気の兆候が確認された場合には速やかな対策が必要です。特に季節の変わり目や梅雨時期など湿気が多い季節は注意が必要で、湿度管理や適切な換気システムの導入が、床下空間のカビを防ぐための重要なポイントとなります。
【基礎周囲のコンクリート部】
ベタ基礎の住宅においても基礎周囲のコンクリート部分は、外部からの水の侵入や湿気によってカビが発生しやすい場所の一つです。特に建物外周部のコンクリートは地面に直接触れているため、雨水や地中の水分が接触しやすく、長期間にわたり水分を吸収し続けることがあります。こうして水分を吸収した基礎コンクリートは、徐々に内部まで湿潤状態が広がり、コンクリート表面だけでなく内部にも湿気が蓄積されます。表面にひび割れがある場合は、そのひび割れを通じて水や湿気がコンクリート内部にさらに浸透し、カビが繁殖する絶好の条件を整えてしまいます。加えて、基礎周囲の排水が不適切である場合、コンクリート部に水溜りができたり、地盤が常時湿った状態になったりすることもあり、湿気が常態化します。こうした状態が続くと、基礎だけでなく建物の構造体にも影響を及ぼし、住宅全体の耐久性を損なう可能性があります。このため、基礎周囲の防水措置や適切な排水設備を整えることが重要です。さらに、定期的な点検でひび割れや水の滞留がないかを確認し、問題があれば速やかに専門業者による補修を行うことで、基礎周囲のコンクリート部のカビ発生を未然に防ぐことができます。
【配管周辺や設備箇所】
ベタ基礎住宅の中でも特にカビの発生リスクが高く、見落とされやすいのが配管周辺や設備箇所です。給排水管やガス管、電気配線などが基礎を貫通する部分には微細な隙間が存在しやすく、適切な防水処理が行われていない場合、水分が容易に入り込む経路となります。特に給排水管周りは、結露や漏水が発生しやすい環境であり、水分が継続的に供給されることで慢性的な湿潤状態を生み出してしまいます。また、キッチンや浴室周りの配管については、日常的に水や蒸気が発生するため、湿気が滞留しやすく、これが基礎内部や床下の湿度を高め、カビ発生を促進します。エアコンのドレン排水管が基礎付近に直接排出される設計の場合も、基礎や外壁周辺が常に湿った状態となり、カビが繁殖するリスクが高まります。こうした設備箇所の湿気問題は、目視による確認が難しいため、定期的に専門業者による詳細な検査が必要です。配管や設備の周辺部分には、シーリングや防水処理を適切に施すことで水の侵入を防ぎ、カビの発生を抑えることが重要です。また、日常的に住まいを点検し、異常な湿気や漏水、カビの兆候が見られたら、すぐに専門家へ相談する習慣をつけることが、快適な住環境を維持するためには欠かせません。
カビ発生の兆候を見逃さないためのチェックポイント
ベタ基礎住宅のカビ対策は早期発見が鍵!日常点検のポイントをわかりやすく解説
【定期的な目視確認の重要性】
カビの発生を防ぎ、住宅の快適性と耐久性を守るためには、定期的な目視確認が何よりも重要です。特にベタ基礎住宅では、床下や基礎周辺といった普段は目につかない場所でのカビ発生が多く、放置すると深刻なダメージにつながることも珍しくありません。日常的な暮らしの中では、カビの兆候は非常に小さく見過ごされやすいため、少なくとも半年に1回程度は床下点検口から基礎の状態を確認することが推奨されます。具体的には、コンクリート表面に黒ずみや斑点状の変色がないか、または結露や水滴が付着していないかを確認します。さらに、配管や設備周辺にも目を向け、小さな水漏れやシミ、配管の周囲に湿気が溜まっている様子がないかチェックしましょう。床下が暗く見えづらい場合は懐中電灯などを利用し、隅々までしっかりと照らして見ることが効果的です。こうした目視確認を習慣化することで、カビの初期段階を発見でき、問題が深刻化する前に対策を取ることができます。また、建物の外周部のコンクリートにも注意を払い、ひび割れや水の浸み込み跡があればすぐに専門家に相談することも大切です。定期的にプロの業者による専門的な点検を受けることも非常に有効であり、日常的なセルフチェックと専門的な点検を併用することで、住宅を長期的に健康で安全な状態に保つことができます。
【ニオイや湿気感からの早期発見方法】
カビの発生を早期に察知するためには、目に見える変化だけでなく、嗅覚や肌感覚を利用した日常的な気づきも非常に重要です。カビの兆候の中で特に分かりやすいのが特有のカビ臭さです。カビは目に見えるほど成長する以前から胞子を空気中に放出し、特有の湿ったような、土臭く不快な臭いを発することがあります。特に、普段換気の少ないクローゼットや収納スペース、浴室やキッチンなどの水回りは注意が必要です。また、玄関や廊下、床下収納の開閉時にわずかでも湿気や異臭を感じた場合、それがカビ発生の兆候である可能性があります。その際は即座に換気を行い、発生源を特定するための点検を行うことをおすすめします。また、室内の湿気感にも注意を払いましょう。室内の湿度が高い場合や、室内に入った瞬間にジメジメした感じを覚えたり、壁や床の表面が冷たく湿った感触がある場合、湿気が過剰であることを示しています。このような状態が続くとカビの発生が促進されるため、早急な湿気対策や換気が必要です。湿度計を設置して定期的に湿度を確認することや、日常的に窓を開けるなどして通気を確保することが重要です。わずかなニオイや湿気感といった身体感覚を見逃さず、すぐに対応する習慣をつけることで、カビの被害を最小限に抑えることが可能となります。
MIST工法®によるベタ基礎のカビ予防対策
ベタ基礎のカビリスクを根本から防ぐMIST工法®の全貌と実際の効果を徹底解説!
【MIST工法®とは?仕組みと特徴を解説】
MIST工法®とは、住宅や建物内に発生するカビを根本的に予防・除去するために開発された、先進的なカビ防止技術です。特に湿気が溜まりやすい床下や基礎構造、壁内空間などの見えにくい部分に対して高い効果を発揮します。MIST工法®は特殊な専用機器を使用して、独自に配合された環境に優しい専用溶剤を微粒子化し、ミスト状にして空間内に均一に噴霧することで、カビの胞子の活動を抑制し、その繁殖を防ぎます。一般的な薬剤塗布方法とは異なり、ミスト状の微粒子が狭い隙間や細かな空間にまで浸透するため、ベタ基礎住宅の床下やコンクリート表面、配管周りなど、通常施工が難しい箇所にも高い防カビ効果が期待できます。また、MIST工法®で使用する溶剤は有害な化学物質を含まず、人体やペット、環境への影響も極めて少ないため、小さなお子様がいるご家庭や高齢者が住む住宅でも安心してご利用いただけます。さらに、この工法はカビの発生そのものを抑制する予防的な措置として優れているだけでなく、既存のカビを除去した後の再発防止にも効果的です。一度施工すればその効果が長期間持続し、定期的な施工でさらに長期的な住宅の保護が可能です。こうした特徴から、住宅の資産価値を維持し、長期間にわたり快適で健康的な住環境を保つための有効な手段として、広く支持されています。
【施工実績とお客様からの声】
MIST工法®は、その高い安全性と信頼性から多くの施工実績を積み重ねてきました。特に湿気が多くカビリスクが高い地域や、長年にわたりカビに悩まされてきた住宅での施工において、大きな成果を挙げています。例えば、ベタ基礎住宅で慢性的な湿気とカビに悩まされていたお客様の事例では、MIST工法®を施工した結果、施工後わずか数日でカビ特有の嫌な臭いが消え、その後も長期間にわたり再発が見られないとの声をいただいています。また、新築時に予防策としてMIST工法®を選択されたお客様からは、「入居後数年経過しても湿気やカビの問題は一切発生していない」と高い評価をいただいています。さらに、MIST工法®を施工した住宅の多くでは、施工前後の湿度計測において明確に湿度低下の効果が確認されており、目に見える形で効果を実感されるケースも多くなっています。これらの実績とお客様の声は、MIST工法®が単なる一時的な措置ではなく、長期的かつ根本的な住宅保護策であることを証明しています。実際に施工を依頼されたお客様の多くが、工法の効果だけでなく、施工スタッフの丁寧な対応や説明の分かりやすさについても高い満足度を示されており、リピート施工やご友人・ご家族への紹介につながることも多くなっています。MIST工法®は、施工品質や信頼性、実際のお客様の満足度を通じて、ベタ基礎住宅のカビ予防対策として確かな地位を築いています。
専門家がすすめる日常的な湿気・カビ対策
プロが伝授!ベタ基礎住宅で日頃から実践できる効果的な湿気・カビ予防術を解説
【効果的な換気方法と習慣化のコツ】
ベタ基礎住宅でカビを予防するためには、日常的な換気を適切に行うことが非常に重要です。特に最近の住宅は気密性・断熱性が高く、室内の空気が滞留しやすいため、意識的な換気習慣が欠かせません。まず、換気の基本として、家全体の窓を対角線上に位置するように開け、効率的に空気の通り道をつくる「通風換気」を心がけましょう。5分から10分間程度の短時間の換気を一日に数回行うことが、室内の湿気を大幅に低減する効果的な方法です。特に朝起きた直後や料理後、入浴後といった湿度が上昇しやすいタイミングで換気を行うと、湿気の滞留を防ぎ、カビの発生を効果的に抑えることができます。また、床下換気口や機械式換気扇を設置している住宅の場合は、定期的にフィルターや排気口の清掃を行い、正常に作動していることを確認することが重要です。換気設備は設置しただけで安心せず、定期的なメンテナンスが性能維持のために欠かせません。換気の習慣化には、家族全員が協力して行うことがポイントです。特に習慣化を促進するためには、毎日決まった時間に換気を行うルールを決めたり、スマートフォンのアラームなどを活用したりする方法がおすすめです。さらに、湿度計を室内の目立つ場所に設置し、日常的に湿度の数値を意識することで、「湿度が高いときはすぐに換気する」という行動を自然と習慣化させることができます。こうした工夫で湿度管理の習慣が定着すると、快適で健康的な住まい環境を長期的に維持できるようになります。
【基礎周囲の排水管理のポイント】
ベタ基礎住宅の湿気やカビを防止するためには、建物外周部の適切な排水管理が不可欠です。特に基礎周囲は地盤との接点になるため、水が溜まりやすく、適切な排水がなされていないとカビの発生リスクが格段に高まります。そのため、まずは基礎周囲の地盤面に勾配をつけ、雨水や生活排水が速やかに建物から離れるようにすることが重要です。勾配は、建物から外側に向かって緩やかな傾斜(最低でも100分の1程度)を設けることで、水が自然に流れやすくなり、水の滞留を防ぎます。また、雨どいからの排水が直接基礎付近に落ちている場合は、延長排水管を設置するなどして排水経路をしっかりと整備しましょう。雨どいの出口付近は特に注意が必要で、基礎から最低でも1メートル以上離れた場所に水を逃がすようにすることで、基礎部分への湿気の影響を軽減できます。さらに、基礎周辺の土壌が常時湿っている状態は避けるべきです。湿気の多い土壌は長期的にコンクリートの劣化を早め、ひび割れやカビの原因となります。そのため、水はけの悪い場所では砕石や砂利を敷くなどして排水性を改善する措置を行いましょう。また、基礎周囲に植栽を行う際には、根が基礎に近づきすぎないよう距離を確保し、植物の種類も湿気をため込まないものを選ぶことが重要です。定期的に住宅の周辺を点検し、雨季や台風後など水が溜まりやすい時期には特に注意深く確認する習慣をつけることで、カビのリスクを大きく軽減できます。
まとめ
ベタ基礎のメリットを最大限活かすために!定期点検とメンテナンスで住宅の価値を守ろう
【ベタ基礎だからこそ行いたい定期点検とメンテナンスの重要性】
ベタ基礎は地盤全面を鉄筋コンクリートスラブで覆い、湿気やカビのリスクを軽減し、地盤沈下や地震にも強いといった多くのメリットを備えています。しかし、どれだけ構造が優れていても、定期的な点検と適切なメンテナンスを怠ると、その性能を長期的に保つことは難しくなります。特にベタ基礎の場合、床下空間が狭く、目に付きにくい場所が多いため、定期点検を意識的に実施しなければ、小さな問題が見過ごされ、大きなトラブルに発展することも珍しくありません。
定期的な点検は、少なくとも年に1~2回行うことをおすすめします。床下点検口から基礎や配管周辺の状況を確認し、カビの発生や結露、コンクリートのひび割れなどの初期症状を見逃さないことが重要です。特に雨季や台風の後など、水分の侵入リスクが高まる時期には、念入りに基礎周囲の排水環境や外周部の状況を確認する必要があります。専門業者による点検を数年に一度取り入れることで、素人では見逃しやすい内部の問題も早期発見でき、迅速な対処が可能になります。
また、ベタ基礎のメンテナンスは「問題が起きてから対応する」のではなく、「問題を未然に防ぐ」という視点で行うことが肝心です。例えば、換気設備の清掃・整備、配管周りの防水処理の補修、基礎表面のひび割れ補修など、小さな問題を早めに対処することで、将来的に大きな修繕費用を回避できます。さらに、MIST工法®などを活用したカビ予防対策を事前に導入することも、住宅の快適性を長期間維持する上で非常に効果的です。
こうした定期的な点検や予防的メンテナンスを行うことで、ベタ基礎が持つ本来の性能を最大限に引き出し、住宅全体の耐久性を向上させることが可能となります。住宅の資産価値を守り、住まい手の健康と快適さを維持するためにも、日常の習慣として点検とメンテナンスを心がけることが重要です。専門的な知識や経験を持つプロの業者と協力し、適切なタイミングでの点検や補修を習慣化することが、長期的な住宅保護の鍵となります。
MIST工法®カビバスターズ本部へのご相談・お問い合わせ
カビの悩みはMIST工法®カビバスターズ本部へ!ご相談から施工まで安心のサポート体制
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MIST工法®カビバスターズ本部では、住宅のカビや湿気問題にお困りの方に向けて、専門スタッフが無料でご相談をお受けしています。初めての方でも安心してお問い合わせいただけるよう、簡単かつスムーズなご相談の流れを整えております。
まずは、お電話またはホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。お電話の場合は専任のオペレーターが丁寧に状況をお伺いし、現在のお悩みや建物の状況について詳しくヒアリングいたします。オンラインでのお問い合わせの場合は、フォームに必要事項(ご住所・ご連絡先・建物の概要・具体的なお悩みの内容など)をご記入いただき送信してください。お客様のご都合の良い日時を伺った上で、専門の担当者より迅速に折り返しご連絡をさせていただきます。
ご相談をいただいた後は、必要に応じて無料の現地調査を実施いたします。実際にカビが発生している箇所や湿気の原因となっている場所を専門家が確認し、問題点を詳しく把握します。調査結果を踏まえ、お客様一人ひとりの住宅環境やご要望に合った最適なカビ対策プランをご提案いたします。お見積りに関しても、分かりやすく明朗な内容でご提示し、施工に関する費用や工期について詳しくご説明いたします。
MIST工法®カビバスターズでは、お客様の納得と安心を何よりも大切にしています。そのため、強引な営業や契約の強要は一切行っておりません。まずはお気軽にご相談いただき、専門家のアドバイスを受けるところからスタートしていただけますので、カビや湿気でお困りの際には、ぜひ当本部までご連絡ください。
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MIST工法®カビバスターズ本部は、北海道から沖縄まで日本全国に広がる充実の加盟店ネットワークを展開しております。そのため、お住まいの地域や建物の種類を問わず、日本全国どこでも迅速かつ高品質なカビ対策サービスをご提供することが可能です。
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MIST工法®カビバスターズ本部では、各加盟店の施工品質向上のために定期的な研修や技術指導を行っています。そのため、どの加盟店でも同じ高水準のサービスを安心してご利用いただけます。全国どこでも安心・安全のカビ対策をご希望のお客様は、ぜひMIST工法®カビバスターズ本部にお任せください。
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0120-052-127(平日9時から17時)
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【検査機関】
一般社団法人微生物対策協会
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