服にカビが生える原因とカビてしまった服の対処法。「自分で出来るカビ対策」のすすめ

目には見えないカビ菌は至る所に存在し、空気中を漂ってします。その為、大切にしまっていた洋服やクリーニング屋さんにだして汗抜きや丁寧に汚れを落としてからクローゼットにしまいっぱなしのスーツでも、カビが育つ条件であるカビの「栄養源」とカビ菌が好む「温度」と「湿度」が揃うと付着したカビ菌が育ち服がカビてしまう為、定期的なお手入れは必須です

結論、カビはどの時期でも環境が整ってしまうと発生してしまう為、原因を作らない事が大事なのです

クリーニング屋さんに洋服やスーツをだした後に、すぐに使わないからといって「ビニールカバー」を被せたままクローゼットやハンガーラックに掛けっぱなしで保管する人は多いと思います。使わない間にホコリが被るのが嫌だからと家に帰ってからも「ビニールカバー」を被せっぱなしで保管すると「カビが生育してしまう」誘因の一つです。なぜならビニールカバーは持ち帰る際に汚れが付着しないように被せているだけのもので、その後の保管用としての機能は果たさないからです。むしろビニールカバーを被せっぱなしは通気性が悪くなってしまい、湿気がビニールカバー内に溜まりやすくカビが好む環境になりやすい為、お家に帰ってから保管する際はビニールカバーをすぐに外し、通気性のよい「衣類カバー」に入れ直して保管するようにしましょう

衣替えの時期にタンスやカラーボックスにしまっていた衣服を取り出した際に服がカビていた！なんて事はないでしょうか？洗濯した衣類でもしっかりとしたカビ対策は必要です。洗濯後の衣類がカビる誘因の一つは「洗濯槽の汚れ」です。糸くずフィルターのゴミを定期的に取り除いたり、洗濯槽クリーナーで洗浄を定期的にしたりと洗濯機を綺麗に保つ事もカビ対策の一つです。特に洗濯機などの水回りは「黒カビ」が発生しやすい環境の為、洗濯物にカビ菌が移ってしまい、そこからカビが増殖してしまう可能性がある為、最低でも月に1度は洗濯槽クリーナーで原因を抑える事も大切です

押入れやクローゼットは密閉された空間の為、カビが好む環境が整いやすい場所でもあります。雨の日にクローゼットや押し入れを空けた時に「じめじめしてるなぁ」と感じた事は多いと思いますが、密閉された空間は湿度が上がりやすく定期的にお掃除しなければカビの栄養源でもある「ホコリ」や「衣類に残った皮脂汚れ」などからカビ菌が増殖し、気が付いたらカビだらけというケースがあります。クローゼットや押し入れは定期的に開けっ放しにしたり、除湿剤を置くなどの湿度対策と、こまめに掃除機をかけたりして清潔に保つようにしましょう。特に気を付ける事は、一度着た服を洗わなくても「汚れが目立たない」と言ってそのまま押入れやクローゼットにしまいっ放しにすると、肌から付着した皮脂汚れがカビの栄養素となって増殖してしまう可能性がある為やめましょう