築年数の経過とともに忍び寄るカビ被害|「見えない場所」にこそ要注意!

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築10年以上の住宅は要注意!見えない「床下」「押入れ」カビの真実

築10年以上の住宅は要注意!見えない「床下」「押入れ」カビの真実

2025/05/18

築10年以上の住宅は要注意!見えない「床下」「押入れ」カビの真実

カビは見える場所だけではありません。築古住宅に潜む“静かなる劣化”を早期に見抜くための対策とは?

こんにちは、MIST工法®カビバスターズ本部です。私たちはこれまで、全国各地の住宅・施設で多くのカビトラブルに向き合ってきました。とくに築年数が10年以上経過した住宅では、「最近なんとなく押入れがカビ臭い」「床下から湿気が上がってくる気がする」といったご相談が増えています。

一見きれいに見える住宅でも、床下や押入れ、壁の裏側など、普段目にしない部分には湿気がこもりやすく、気づかぬうちにカビが繁殖しているケースが多々あります。カビは目に見えてからではすでに広がっていることが多く、対応が後手になると構造材の腐食や健康被害にもつながりかねません。

本記事では、なぜ見えない場所にカビが発生しやすいのか、そしてそれを未然に防ぐにはどのような視点が必要かを詳しくご紹介します。さらに、MIST工法®が実際の施工現場で見つけた“意外なカビの温床”や、DIYでは太刀打ちできない深部除去技術についても解説します。

「まだ見えていない=今がチャンス」です。家の資産価値を守り、快適で安全な住環境を維持するために、今こそ見えない部分の点検と対策を始めてみませんか?

目次

    築10年以上の住宅にカビが潜む理由とは?

    経年劣化が招く“見えないカビ被害”|築年数の壁を超えるために知っておくべきこと

    ■見た目では判断できない「静かなる劣化」

    築10年を過ぎた住宅では、外観や内装が一見きれいに保たれていても、見えない部分では確実に“経年劣化”が進行しています。これは、構造材や断熱材、接合部などの目に見えない領域において湿気やカビの温床が少しずつ形成されていくという現象です。

    特に問題となるのが、見た目ではまったく異常がわからない点です。クロスやフローリングの裏側、壁の内側、床下の構造材などにカビが発生していても、初期の段階では異臭や変色といった症状が現れないことも多く、居住者が長らく気づかないまま生活しているケースが珍しくありません。

    気密性の高い現代住宅では、冷暖房効率を高めるために通気が制限され、湿気がこもりやすい傾向があります。この“目に見えない部分の変化”こそが、築年数とともにカビ被害が広がる最大の要因の一つです。目に見えないからこそ、「定期的な点検」と「予防的なカビ対策」が重要なのです。

    ■カビが発生しやすい住宅の条件

    カビの発生にはいくつかの典型的な条件があります。それは「湿度が高い」「温度が適度」「栄養源がある」この三要素が揃ったとき、カビは活発に繁殖します。築年数の経過した住宅では、これらの条件が自然と整ってしまう状況が多々あります。

    まず、床下や壁内の通気が悪いこと。特に築年数が古い住宅では、構造的に通気口の数が足りなかったり、経年により通気口が塞がれていたりすることで湿気がこもりやすくなります。さらに、浴室やキッチンなどの水回りは、わずかな漏水や配管の結露によって周囲に湿度が長く留まりやすく、壁内部の断熱材や木材にカビが根を張るケースが多く見られます。

    また、住宅内で使用される建材や内装材(壁紙、合板、畳など)は、カビの栄養源となるセルロースや有機物を多く含んでおり、一度カビが発生すると深く浸透していきます。これらの状況が重なった築古住宅は、目に見えないところで確実にカビリスクが高まっているのです。

    ■中古住宅・築古物件に潜むリスクの実態

    中古住宅や築古の物件には、価格の安さや立地の良さといった魅力がありますが、その反面、見えないリスクも数多く潜んでいます。購入時に内装をリフォームして見た目を新しくしても、壁の内側や床下、天井裏といった目視できない部分に長年蓄積された湿気やカビは残っていることがよくあります。

    特に心配されるのは、前居住者がカビを意識せず生活していた場合。家具の裏や押入れ、クローゼット内部など空気の流れが悪い場所では、カビが長期間にわたって繁殖し続けていた可能性があります。また、構造材の一部が腐朽していたり、カビによる劣化が進行している場合には、表面のリフォームだけでは対応できません。

    こうした住宅に住み続けることで、アレルギーや呼吸器系疾患の原因になることもあるため注意が必要です。中古住宅を購入した場合や、築年数が10年を超えてきた物件に住んでいる場合は、「見えない場所の点検」こそが、安心・安全な暮らしの第一歩なのです。MIST工法®では、そうした見えない部分を専門機器で可視化し、根本からカビを除去する体制を整えています。

    床下・押入れがカビの温床になりやすいワケ

    “普段見えない場所”にカビは潜む|床下・押入れが危険エリアとなる理由とは?

    ■通気性・気流の停滞が引き起こす「湿気の溜まり場」

    住宅内でカビが発生しやすい場所のひとつが、「通気性が悪く湿気がこもりやすい空間」です。その代表が床下と押入れです。これらの空間は、人の出入りが少ない、空気が循環しない、光が入らないという、カビの繁殖にとって理想的な環境がそろっています。

    まず、気流が停滞すると、湿気はその場にとどまりやすくなります。梅雨や冬場の結露シーズンなど、外気と室内の温度差が大きい時期には、建材表面に水分が付着し、それが乾ききらずに残ることでカビの栄養源となります。とくに押入れの奥や床下の隅は空気が流れないため、一度湿気が入り込むと長時間にわたり滞留します。

    また、昨今の住宅は気密性と断熱性を重視する傾向があり、空気の流れが制限されがちです。本来、住宅は「呼吸するように」空気が巡ることで湿気を逃がす仕組みが理想ですが、過度な気密構造や換気不足が続くと、その機能が働かず、カビの温床を自ら作り出してしまうのです。見た目が清潔な住まいでも、空気の流れに目を向けないと、知らぬ間に「カビの巣」が形成されているかもしれません。

    ■戸建て住宅特有の床下構造とカビリスク

    戸建て住宅における「床下」は、通気・断熱・湿度コントロールが非常に重要なポイントです。ところが、多くの築10年以上の戸建てでは、当初の設計段階で床下の湿気対策が不十分だったり、経年劣化によって本来の性能が失われていたりします。

    床下空間は、地面からの湿気が上がりやすい構造になっています。特に布基礎(独立した柱と地面の間にコンクリートが打たれている構造)を採用している場合、通気口の配置が不適切だったり、落ち葉やゴミが詰まっていたりすると、通風が確保されず湿気がこもりやすくなります。これにより、木材の含水率が高まり、カビが発生しやすくなるだけでなく、腐朽菌によって構造材そのものが弱くなってしまう危険性もあります。

    さらに、古い住宅では地面に防湿シートが敷かれていないことも多く、土壌からの湿気が直接床下に上がってくるケースもあります。こうなると、梅雨時期や台風後などのタイミングで、床下の湿度が90%を超えることもあり、非常に高リスクな状態になります。見た目にはわからなくても、床下ではカビが広がり、やがて室内に悪影響を与える原因となるのです。

    ■押入れ内の断熱不良と壁内結露のメカニズム

    押入れは、住宅内でも特に通気性が低く、湿気がこもりやすい空間です。その上、壁際や外気に面した面に位置することが多いため、断熱が不十分だと壁体内で結露が発生しやすくなります。この「壁内結露」が押入れカビの最大の原因です。

    断熱性能が低いと、外気の冷たさが壁面に伝わり、内部の暖かい空気と接触して水滴を生じさせます。これが壁材の裏側や押入れ内部のベニヤ板などに吸収され、湿った状態が長く続くことでカビが発生しやすくなるのです。特に北向きの押入れや、窓のない和室に設置された押入れではこの現象が頻発します。

    また、押入れには布団や衣類といった吸湿性の高いものが保管されており、室内のわずかな湿気を取り込んでしまうことで、湿度がさらに高まります。しかも、普段開け閉めする頻度が低ければ空気も循環せず、カビの発生条件が完全に整ってしまうのです。

    一度押入れの奥でカビが発生すると、その胞子が衣類や寝具に付着し、気づかぬうちに室内に拡散されていきます。見えない場所だからこそ、換気・除湿・断熱の見直しが重要であり、押入れの構造自体の改修や、専門家によるチェックが必要になるケースも少なくありません。

    あなたの家は大丈夫?カビが潜む“兆候チェックリスト”

    カビのサインを見逃さない!家庭でできるセルフチェックで“隠れカビ”を早期発見しよう

    ■カビ臭・押入れの湿気・床鳴り・畳の浮き

    「なんとなくカビ臭い」「押入れを開けるとムッとしたにおいがする」「最近、床がミシミシ鳴るようになった」──これらはすべて、住宅内にカビが潜んでいる可能性を示す“警告サイン”です。カビは、発生した瞬間から徐々に空気中へ胞子を放出し、その臭いがにおいとして感じ取られるようになります。

    特に注意が必要なのが、押入れの内部の湿気です。押入れは構造上、空気の流れが遮断されやすく、湿気がたまりやすい場所です。開けたときに「ムワッ」とした感触や湿ったにおいを感じる場合、壁裏や床材、収納物にカビが発生している可能性が高いといえます。

    さらに見逃しがちなのが、床鳴りや畳の浮きといった構造の変化です。床下に湿気がたまり、構造材が劣化していくと、歩くたびにきしむ音が出たり、畳の一部が盛り上がってきたりすることがあります。これらは木材の含水率が高まり、変形・腐食が進行している兆候です。

    こうした異変は、すでにカビが広がってしまっている“見えない被害”のサインであることが多く、早急な対応が求められます。「見えるカビ」よりも、「感じるカビ」を察知する力が、快適な住環境を守る第一歩になるのです。

    ■小さなお子様・高齢者がいる家庭は特に注意

    カビの影響は住宅の劣化だけにとどまりません。家庭に住む人の健康被害にも深く関わってくるのがカビの怖いところです。とくに免疫力の弱い小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、カビの存在がアレルギーや呼吸器疾患、皮膚トラブルの原因になる可能性が高くなります。

    小児喘息やアトピー性皮膚炎などの慢性的な疾患の背景には、住環境におけるカビやハウスダストの影響が潜んでいることも珍しくありません。カビが放出する胞子や揮発性有機化合物(MVOC)は空気中に漂い、呼吸とともに体内に取り込まれます。これにより、鼻炎・喉の炎症・倦怠感・目のかゆみなど、風邪に似た症状を繰り返すケースも多く見られます。

    また、高齢者は体調変化に気づきにくく、住宅の異常にも気づきにくいため、症状が進行してから気づくケースが後を絶ちません。特に介護が必要な方がいる家庭では、寝室や居室の空気環境が健康維持に直結します。快適な室内環境を整えることは、家族全体の健康を守ることにもつながります。

    そのため、家族にアレルギー体質の方がいたり、喘息の既往歴がある場合は、住宅内のカビ状況を“見えない敵”として常に意識し、早めに対策を講じることがとても大切です。

    ■自覚症状が出る前にできる“セルフ点検”法

    カビによる被害は、目に見えてからでは遅いことが多いため、定期的なセルフチェックがとても有効です。といっても、特別な機器が必要なわけではありません。日常生活の中で気づける“サイン”を見逃さないだけで、早期発見・早期対策が可能になります。

    まず、においに敏感になることが大切です。特定の部屋に入ったときだけ感じる「かび臭」「湿ったようなにおい」は、室内のどこかにカビが存在している証拠です。クローゼットや押入れ、靴箱などを開けたときのにおいも要チェックです。

    次に、見た目の変化にも注意しましょう。壁紙にうっすらとした黒ずみが現れていないか、窓枠やサッシにカビの斑点が出ていないか、畳や床の表面にふくらみやシミが出ていないかを確認してください。湿度の高い季節(梅雨・冬場の結露期)には、こうした兆候が現れやすくなります。

    また、手軽な湿度チェックとして、コップに氷水を入れて部屋に置き、数分後に結露がびっしりと付くかを確認する方法もあります。結露が多く付く場所は、湿度が高くカビが発生しやすい環境といえます。

    これらのチェックを通じて「少しでも怪しい」と感じたら、早めに専門家に相談することがカギです。目に見えない部分こそが最も深刻なカビの温床であるため、専門的な機器と技術を用いた調査・施工が重要になります。MIST工法®では、こうした初期症状の段階でも精密な診断が可能ですので、お気軽にご相談ください。

    表面だけの掃除は危険!DIYで対処できない「深部カビ」の正体

    “見えている部分”だけでは不十分|DIYで届かないカビの根が住まいを蝕む理由とは?

    ■壁紙の裏、断熱材、木材の奥に根を張るカビ

    カビは目に見える場所だけで発生するものではありません。実際には、壁紙の裏側、断熱材の内部、木材の深部など、目視では確認できない場所にこそ、カビは根を張り、静かに繁殖を続けています。こうした“深部カビ”は、外からでは存在がわからず、見た目だけで判断してしまうと発見が大幅に遅れる危険があります。

    住宅に使われている建材の多くは、木材、石膏ボード、合板、繊維素材など、有機質を含むもので構成されています。これらの素材はカビにとって格好の栄養源となり、一度内部に侵入した胞子は、深部にまで菌糸を伸ばして定着します。たとえば壁紙の裏でカビが広がった場合、表面を拭いても内側では根が張り巡らされ、じわじわと成長していくのです。

    さらに、断熱材の中は温度変化が生じやすく、結露の発生もしばしば見られます。このような湿気が閉じ込められる構造空間は、空気の流れが遮断されるため乾きにくく、カビにとって非常に居心地のよい環境となります。表面には見えないが、家の内部ではカビが着実に広がっている──これが“深部カビ”の怖さです。

    ■表面を掃除しても再発する理由

    「黒いカビがあったので拭き掃除をしたら綺麗になった」「市販の漂白剤で壁のシミを取った」という経験がある方も多いかもしれません。しかし、このような表面的な処理では、根本的な解決にはなりません。なぜなら、表面のカビを除去しても、内部に根を張った菌糸は生き残っているからです。

    カビは“菌糸”という細長い繊維状の構造で物質の内部に深く侵入します。人間が目で確認できるのは、あくまでその表面に現れた部分だけ。実際のカビの本体は、その何倍もの深さにまで入り込んでいます。したがって、表面を清掃したり漂白剤で色を消したりしても、数日から数週間で再び同じ場所にカビが現れる、という現象が起こるのです。

    また、カビが発生したということは、その周辺環境(湿度・通気性など)が改善されていないというサインでもあります。根本的な環境改善をしない限り、カビは再発を繰り返します。つまり、「掃除して一時的に綺麗になった」状態に安心してしまうと、じわじわとカビの被害が拡大し、やがて構造材の腐食や健康被害にまで発展してしまうリスクがあるのです。

    ■市販薬剤や漂白剤の限界と健康被害リスク

    市販のカビ取り剤や漂白剤は、一見すると手軽で効果的に見えるかもしれません。確かに、表面に現れたカビの色を一時的に落とす力はあります。しかし実際には、市販薬剤の成分は建材内部にまで浸透せず、根本的な除去には不十分であることが多いのです。

    特に市販薬剤の多くは、強い化学成分(塩素系)を使用しており、長時間使用したり、密閉空間で使用すると人体への影響が出る恐れもあります。例えば、吸い込むことで喉の痛み、目の刺激、頭痛などを引き起こすことがあり、小さなお子様やペット、高齢者がいる家庭では使用を避けた方がよい場合もあります。

    さらに問題なのは、「色が消えた=除去できた」と誤解されやすいことです。カビの色が漂白によって見えなくなっても、内部には生きた胞子や菌糸が残っており、わずかな湿度変化をきっかけにすぐに再生してしまいます。繰り返し発生することで「またか…」と対処が後回しになり、結果としてカビが広範囲に広がっていく悪循環に陥ることも。

    カビの根本除去と、再発を防ぐには、内部まで届く専門技術と環境改善の視点が必要です。MIST工法®では、安全性に配慮した専用溶剤と独自の施工技術によって、目に見えない深部のカビまでしっかりと取り除き、再発しない環境づくりまで対応しています。見えないリスクを抱え込む前に、ぜひ専門家への相談を検討してみてください。

    MIST工法®なら見えない深部のカビも“根本除去”

    深部まで浸透し、再発を防ぐ|MIST工法®が実現する“見えないカビ”の完全除去とは?

    ■密閉空間対応&建材にも優しい施工方式

    MIST工法®は、従来のカビ除去とは一線を画す、密閉空間でも対応可能かつ建材を傷めない独自の工法です。押入れ、床下、壁内部など、空気の流れがない閉鎖された空間では、一般的な薬剤の散布や換気処理では効果が不十分です。しかし、MIST工法®は専用の機材と環境配慮型の薬剤を組み合わせることで、通気のない場所でも効果を最大限に発揮します。

    使用する溶剤は、従来の塩素系や強アルカリ系のように建材を傷めたり、施工者や住人に悪影響を与えるようなものではありません。木材や石膏ボード、断熱材などの素材に深く浸透しながらも、変色・変形を起こさず、施工後も安全性が高く保たれるよう設計されています。

    さらに、施工空間を完全に管理し、対象エリアを密閉したうえで処理を行うため、薬剤が適切な濃度で安定的に作用します。密閉処理後に空気を一新するプロセスも取り入れており、施工完了後すぐに日常生活に戻れるのも、MIST工法®の大きな利点のひとつです。従来のように数日間家を空けたり、大がかりなリフォームを伴う必要もありません。

    ■空気中に漂う胞子の除去+再発防止処理まで一括対応

    MIST工法®の真価は、ただ「見えるカビ」を除去するだけではなく、空気中に漂うカビの胞子まで除去し、さらに再発を防ぐ仕組みにあります。カビの繁殖は、空間中に存在する胞子が壁面や建材に付着し、湿度や栄養の条件が揃ったときに成長するというサイクルで成り立っています。

    このため、表面的にカビを除去しても、空気中に残った胞子を放置してしまえばすぐに再発してしまう可能性があります。MIST工法®ではこの点を重視し、施工空間全体に処理剤をミスト状に拡散することで、空間中に浮遊している胞子や微細なカビ成分までしっかりと包み込み、無力化する工程を取り入れています。

    加えて、再発防止のために必要なのが、**カビの再定着を抑える「バリアコート処理」**です。MIST工法®では、除去後の壁面や床面などに特殊な防カビ処理を施し、湿気や胞子が再び付着・繁殖しないように予防措置を講じます。これにより、長期間にわたってカビの発生を抑制し、根本的な改善を実現することが可能になります。

    市販薬剤や表面処理では実現できない「空間トータルでのカビ対策」がMIST工法®の強みです。見えない空気環境の浄化と、未来の安心を一度の施工で得られる、まさに“根本解決”にふさわしい手法といえるでしょう。

    ■木材や構造体を傷めずにカビの根を死滅させる仕組み

    従来のカビ除去方法では、カビの根が染み込んだ木材や壁材を剥がす・削る・張り替えるといった手段が必要になることが多く、建物にダメージを与えるばかりか、コストや手間も大きくかかっていました。しかし、MIST工法®では、構造材を壊すことなく、内部に浸透したカビの根を死滅させることが可能です。

    その秘密は、独自開発された浸透型処理剤と、ナノミスト化技術にあります。溶剤は分子レベルで非常に細かく加工されており、木材や石膏ボードなどの素材の繊維の奥まで届く構造になっています。この処理剤が、菌糸の奥深くにまで作用し、カビが再生できない状態にまで死滅させるのです。

    しかも、施工後に素材を腐食させたり、変色を起こしたりといった副作用がないため、構造材の寿命を縮めずに済むという大きなメリットがあります。これは、住宅の資産価値を守るうえでも非常に重要なポイントであり、「リフォームせずに根本解決したい」という方にとって理想的な工法といえるでしょう。

    さらに、MIST工法®は無臭性・低刺激性の処理剤を使用しているため、施工後もすぐに居住可能であり、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して導入できるのが魅力です。建材にも家族にもやさしい、そして何より再発させない。──それがMIST工法®が多くのご家庭から選ばれる理由です。

    【実例紹介】実際のMIST工法®施工現場で見つかった“意外なカビ”とは?

    「まさか、こんな場所に?」──見逃されがちな“隠れカビ”の発生例から学ぶ住宅の盲点

    ■畳の下で広がった黒カビ

    畳のある和室は、一見すると「通気性が良く、自然素材で快適」というイメージを持たれがちですが、実はカビが潜みやすい場所のひとつでもあります。特に畳の下は、日常的に掃除や点検が難しいため、カビの初期発生を見逃しやすく、気づいたときには広範囲に広がっていたというケースが少なくありません。

    実際の施工現場では、「最近和室の空気が重く、寝ると喉が痛くなる」というご相談を受け、調査を行ったところ、畳の裏面と下地の合板にびっしりと黒カビが広がっていることが判明しました。原因は、床下から上がってくる湿気と、断熱不良による床冷え、さらに布団や家具などによる空気の滞留でした。

    畳は湿気を吸収しやすく、一度含んだ水分が抜けにくいため、湿度の高い環境ではカビの温床となります。さらに、素材自体にセルロースというカビの栄養源が豊富に含まれており、放置すればするほど菌糸が深く浸透していきます。

    MIST工法®では、畳を一時的に取り外し、床下からの湿気のコントロールも含めた施工を行い、畳下の黒カビの完全除去と再発防止処理を実施しました。見えない場所でも快適な空気環境を保つためには、こうした「床下+畳」の連携管理が重要です。

    ■階段下収納にこもった湿気で壁裏にカビ蔓延

    階段下の収納スペースは、住宅のデッドスペースを有効活用するために便利な場所ですが、通気が非常に悪く湿気がこもりやすい構造となっており、カビ発生のリスクが高い“盲点エリア”です。

    ある住宅の施工事例では、「階段下収納に入れていた布製品がカビ臭くなった」という声から調査を行った結果、収納の奥の壁内部からカビの胞子が検出されました。原因は、日常的な換気がほとんどなく、収納品が密集していたことによる空気の滞留と、冬場の結露による内部壁面の湿潤です。

    さらに調査を進めると、壁裏の石膏ボードにカビが浸透しており、一部の木材下地まで変色・劣化が進んでいる状態でした。このように、収納の奥に湿気がたまり続けることで、目に見えないうちに建材にまで影響を与えていたのです。

    MIST工法®では、収納内の壁面と空間全体にミスト処理を行い、壁裏にまで浸透させることで見えないカビを根本から除去。あわせて収納内の通気改善のアドバイスや、再発防止の施工を実施しました。「収納のにおいが気になる」という小さな異変も、実は重大なカビ問題の前兆であることを、この事例は教えてくれます。

    ■浴室まわりの外壁裏や断熱材の中から胞子が検出された例も

    水回りは当然ながらカビの発生しやすい場所ですが、注意すべきは浴室そのものではなく、その外側にある構造部です。とくにユニットバスを囲む壁の裏側や、断熱材の中など、日常の清掃が一切できない場所にカビが繁殖している例は少なくありません。

    あるマンションの事例では、浴室に異常が見られなかったにもかかわらず、隣接する脱衣所の壁にカビ臭が漂っていることを不審に思い、MIST工法®による調査を実施。赤外線カメラと内視鏡を用いた確認の結果、浴室の外壁裏側に黒カビがびっしりと繁殖しており、断熱材内部からもカビ胞子が多数検出されました。

    このようなケースでは、浴室内の結露や湿気が壁内部にまで影響を及ぼし、外壁側に回り込んで断熱材や木材を侵食するという、非常に発見が難しいカビの進行ルートが形成されていました。

    MIST工法®では、壁面を剥がすことなく特殊なミスト技術を用いて断熱材内部まで薬剤を浸透させ、構造材を壊さずにカビを除去・再発防止処理を行いました。家の中でもっとも湿気が集まりやすい浴室まわりこそ、プロの視点で「見えない裏側」まで把握することが欠かせないといえるでしょう。

    まだ目に見えていない“今”こそ、対策のチャンス!

    “見えない今”が最大のタイミング|気づいたときには遅いカビ問題、対策は早ければ早いほど有利です

    ■カビは「目に見えたとき」には広がっている

    カビの怖さは、その発生初期には目に見えないことにあります。人間の目でカビを確認できるのは、胞子が十分に増殖し、表面にまで菌糸が達した“ごく一部”にすぎません。つまり、カビが見えた時点で、その背後や内部ではすでに広範囲にわたって繁殖が進んでいる可能性が非常に高いのです。

    特に壁紙やフローリングの下、断熱材の内部、押入れの壁裏など、目視しにくい場所では、湿気がこもることでカビが静かに広がっていきます。カビは高湿度・適温・栄養源が揃えば、数日で急速に増殖するため、「昨日まで気づかなかったのに、急にカビが出てきた」という状況も珍しくありません。

    また、見た目では“うっすら”でも、空気中にはすでに大量の胞子が放出されているケースもあります。これにより、部屋中にカビが拡散し、他のエリアにも感染が広がるという二次被害が起きやすくなります。
    だからこそ、「カビが見える前」の対策が極めて重要です。

    MIST工法®では、見えない段階での微細な胞子まで検出・除去が可能です。表面処理では間に合わないカビ対策こそ、まだ何も“見えない今”が最大のタイミングなのです。

    ■放置することで資産価値の低下、売却時に不利になることも

    住宅に発生したカビを放置してしまうと、その影響は住環境の悪化にとどまらず、将来的な資産価値の低下という大きな問題にもつながります。特に築年数が10年を超える物件では、カビや腐朽菌による構造材の劣化が進行してしまうと、修復にかかるコストは急激に増大します。

    また、住宅の売却時や賃貸契約時には「カビの有無」が重要な評価項目になります。最近では内見前のチェックや住宅診断(インスペクション)の際に、床下・押入れ・壁内部のカビの有無が指摘されることもあり、軽微なカビでも「管理状態の悪い物件」とみなされるリスクがあります。

    特に壁紙の裏側や床材の下、浴室まわりの壁内など、日常生活では気づきにくい場所にカビがあると、「リフォーム必須物件」とされて買い手から値下げ交渉を受けるケースも多発しています。見える部分だけ綺麗にしても、カビが潜んでいると査定価格が下がる恐れがあるのです。

    資産を守るためには、“早期発見・早期対処”が鉄則。放置期間が長くなればなるほど、取り返しのつかない損失につながります。だからこそ、「今はまだ大丈夫」ではなく、「今のうちに手を打つ」という発想が、将来の選択肢を大きく広げてくれるのです。

    ■定期点検=住宅の長寿命化と資産価値維持への第一歩

    住宅は“住める”ことと“長持ちする”ことは別問題です。日々快適に暮らしていても、床下や壁内部でカビや湿気による劣化が進んでいれば、やがてそれは建物の構造にまで影響し、住宅そのものの寿命を縮める原因となってしまいます。

    そこで重要なのが、専門家による定期点検です。とくに築10年を過ぎたあたりからは、外壁や屋根の劣化チェックと同じように、「床下」「押入れ」「浴室まわり」「北側の壁面」など、湿気がこもりやすいエリアの点検が推奨されます。カビは湿気と空気の停滞を好むため、こうした空間がメンテナンスの盲点になりがちです。

    MIST工法®では、専用の計測器や可視化技術を用いたカビ診断を無料で実施しており、肉眼ではわからないカビのリスクを正確に把握することが可能です。早期に問題を見つけて対処すれば、大掛かりなリフォームを避けられるだけでなく、家の状態を良好に保ち続けることができます。

    つまり、カビ対策とは単なる“掃除”や“クリーニング”ではなく、住宅の価値を守るための戦略的なメンテナンス行為なのです。定期点検を取り入れることで、快適な住環境の維持とともに、将来的な売却や相続の際にも「価値ある住宅」として高い評価を得られる可能性が高まります。

    見えないリスクを放置せず、“今”点検することで未来の安心を手に入れる──それが、MIST工法®によるカビ対策の真価です。

    まとめ|見えない場所の点検で、住宅と家族を守ろう

    カビは“見えない場所”から家を蝕む|早期点検と正しい対策が、快適な住まいを守る鍵です

    ■床下や押入れのカビ対策が暮らしと健康の安心に直結

    カビ対策というと、目に見える黒ずみやにおいのする箇所だけを対象に考えがちですが、本当に重要なのは「見えない場所」のカビをどう防ぐかです。特に床下や押入れといった通気性の悪い場所は、湿気がこもりやすく、気づかぬうちにカビが広がってしまうリスクが非常に高いポイントです。

    カビは住宅の見た目を損なうだけでなく、家族の健康にも深刻な影響を及ぼします。カビが発生すると、空気中に胞子が拡散され、それを吸い込むことで喘息やアレルギー、皮膚炎などを引き起こす原因にもなります。特に小さなお子様や高齢者、免疫力が低下している方がいるご家庭では、わずかなカビでも早急な対処が必要です。

    また、床下や押入れに発生したカビは、木材や断熱材の深部にまで根を張るため、時間が経つほどに住宅の構造にダメージを与えてしまいます。放置すればするほど、修復には大掛かりな工事が必要となり、コストも膨らんでしまうため、早めの点検と予防が住宅寿命を延ばすカギとなるのです。

    安心・安全な暮らしを実現するためには、見えている場所の掃除だけでは不十分です。「見えないリスク」に目を向けることこそが、家族の健康と資産を守る第一歩といえるでしょう。

    ■専門家による無料診断で“隠れカビ”を発見

    多くの方が「カビが見えたら対処すればいい」と考えていますが、それでは手遅れになることも少なくありません。実際には、カビの初期段階では目に見える症状がなく、自覚がないまま放置してしまうことがほとんどです。だからこそ必要なのが、専門家によるカビ診断です。

    MIST工法®では、カビの専門知識と専用の検査機器を用いた**“無料診断サービス”**を提供しています。赤外線サーモグラフィ、含水率測定器、空気中の胞子測定器などを駆使して、壁の裏や床下、押入れ内部などの「見えない場所」に潜むカビのリスクを可視化。住人の感覚や目視ではわからない“隠れカビ”を早期に発見することができます。

    実際に診断を受けた方の多くが、「カビ臭は気になっていたが、まさか壁の中にまで広がっているとは思わなかった」と驚かれることも。気づいていない=リスクがない、というわけではないのです。

    無料診断は、今すぐ施工が必要かどうかを判断するだけでなく、将来的にどこに注意すべきかを知る上でも非常に有効です。「今はまだ大丈夫」と思っている方こそ、ぜひ一度プロによる診断を受けて、安心を確認してみてください。

    ■MIST工法®なら、調査から施工・再発防止までワンストップで対応可能

    カビ対策を考えるとき、多くの方が抱える不安が「どこに頼めばいいのか分からない」「一度対処しても再発したらどうしよう」という点です。MIST工法®は、そうした不安を解消するために、**調査から除去、再発防止までを一括して対応できる“ワンストップ体制”**を整えています。

    まずは、精密な現地診断からスタートし、建物の状態やカビの種類・繁殖状況を的確に把握。そのうえで、建材を傷めず、環境にも配慮した専用溶剤と施工技術により、目に見えるカビだけでなく、空気中の胞子や建材内部の深部カビまで徹底的に処理します。

    さらに、MIST工法®では、単なる除去にとどまらず、除去後の防カビコーティング処理や湿度管理のアドバイス、再発防止対策の提案まで行い、施工後も長期的な安心を提供します。つまり、「一度の施工で終わり」ではなく、「未来の再発リスクにも備えるカビ対策」を実現しているのです。

    また、施工は基本的に居住しながらでも可能で、赤ちゃんやペットのいる家庭でも安心してご利用いただけます。カビに関するあらゆるお悩みに対して、最初から最後まで責任を持って対応するのが、MIST工法®の強みです。

    「自分では見つけられない、でも放っておくのは不安」──そんな方こそ、まずは無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。住宅と家族を守る確かな一歩となるはずです。

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    カビ取り・カビ対策専門業者MIST工法カビバスターズ本部

    0120-052-127(平日9時から17時)

    https://sera.jp

     

    カビの救急箱

    https://kabibusters.com/

     

    【検査機関】

    一般社団法人微生物対策協会

    https://kabikensa.com/

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