長期滞在の客室でカビ臭い?サービスアパートメントのカビ原因と対策
2026/08/13
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルを運営するうえで、注意したい施設管理上の問題の一つが、客室に発生するカビとカビ臭です。
短期宿泊とは異なり、長期滞在では衣類や荷物がクローゼットなどに長期間収納され、客室内では生活に伴って水分も発生します。一方で、退去後や次の入居までの空室期間には、換気や空調の運用状態が変わることもあります。
プロジェクトの施設別カビリスク構造マップでも、サービスアパートメント・長期滞在型ホテルでは、運営会社が「長期滞在 客室 カビ 臭い 対策」と検索する状況が想定されています。
重要なのは、カビを単なる「清掃不足」と考えないことです。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育できる環境が整えば発生するとされています。つまり、カビが繰り返す客室では、表面の汚れだけを見るのではなく、なぜその場所にカビが生育できる環境ができたのかを確認する必要があります。
特に確認したいのが、湿度、建材に残る水分、空気の流れ、壁や天井など見えない部分の状態です。
東京文化財研究所『保存科学』第54号では、温湿度管理された屋内で湿度60%前後またはそれ以下の環境では、一般にカビの発生は想定されないとされています。一方、80%台、90%以上と湿度条件が高くなるにつれ、カビが生育しやすい環境になります。
ここで注意したいのは、客室全体の温湿度だけを測って判断しないことです。
たとえば、部屋の中央では問題が見つからなくても、クローゼットの奥、家具の裏、壁際、空調周辺などでは、空気が動きにくかったり、建材に水分が残っていたりする可能性があります。
これは、部屋全体を一枚の写真だけで判断するようなものです。
写真に写っていない場所に原因があれば、表面をきれいにしても問題の背景は残ります。
MIST工法®カビバスターズでは、カビが発生している場所を見るだけではなく、発生条件を調べることを重視しています。
一般社団法人微生物対策協会との連携による真菌(カビ菌)検査をはじめ、建材の水分状態を確認する含水率検査、ファイバースコープを用いた壁内部の調査、さらに風量計を使用した空気の流れや負圧の確認などを組み合わせ、カビが発生した背景を整理していきます。
「清掃したのに臭いが戻った」
「同じ客室だけ繰り返しカビが出る」
「クローゼットを開けるとカビ臭がする」
「壁紙を張り替えたのに再び異変が出た」
このような場合は、見えているカビだけではなく、湿気がどこから来て、どこに滞留しているのかという視点が重要です。
カビ対策は、目に見える部分をきれいにすることだけでは終わりません。発生原因を追究し、その原因に合わせた改善を行うことで、再発リスクを下げることにつながります。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでは、一室の問題として処理するのではなく、客室の使われ方、空室期間、空調・換気、収納部、壁内部などを含め、建物と運用の両面から原因を確認することが重要です。
MIST工法®カビバスターズ本部では、日本全国のカビトラブルについてご相談を受け付けています。
自社での清掃や内装補修を繰り返しても改善しない場合や、カビ臭はするものの発生場所を特定できない場合は、原因が見えない場所に残っている可能性も考えられます。
そのようなときは、問題が広がってから対応するのではなく、まず真菌検査や建物調査によって現状を整理することが、次の対策を判断する第一歩です。
長期滞在の客室で繰り返すカビや臭いにお困りの運営会社様は、MIST工法®カビバスターズの無料現地調査をご相談ください。原因を確認したうえで、施設の状況に合わせた対策を一緒に考えていきます。
目次
サービスアパートメント・長期滞在型ホテルでカビ・臭いが発生しやすい理由
長期滞在・収納・空調・空室期間が重なる客室では、見えない場所に湿気が滞留しやすい
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでカビ問題が起きたとき、最初に考えたいのは「どうやってカビを取るか」ではありません。
重要なのは、なぜその客室にカビが発生できる環境ができたのかを確認することです。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育する環境が整えば発生するとされています。つまり、カビは偶然発生するものではなく、建物や室内にカビが育ちやすい条件が形成されていると考えることが重要です。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでは、一般的な短期宿泊のホテルとは客室の使われ方が異なります。
宿泊者が長期間生活するため、衣類、スーツケース、靴、生活用品などが室内に置かれ続けます。
クローゼットにも多くの荷物が収納されるため、扉を閉めた状態が長く続けば、奥まで空気が動きにくくなることがあります。
さらに注意したいのが、長期滞在中の客室と空室期間の両方を管理しなければならないことです。
プロジェクトの施設別カビリスク構造マップでは、施設のカビ発生メカニズムとして、湿気が多い環境に加え、空室や休館などによって換気・空調が止まり、湿気が滞留する「長期不在型」が整理されています。サービスアパートメント・長期滞在型ホテルでは、運営会社が「長期滞在 客室 カビ 臭い 対策」と検索する状況が想定されています。
客室中央が快適でも、カビが発生する場所は別にある
運営会社が客室を確認するとき、室内の温度や湿度だけを見て「問題はなさそうだ」と判断してしまうことがあります。
しかし、カビが発生する条件は客室内で均一とは限りません。
特に確認したいのは、
クローゼットの奥
家具と壁の間
ベッド周辺の壁面
カーテンの裏
空調周辺
壁や天井の内部
といった、空気が動きにくい場所や目視しにくい場所です。
東京文化財研究所『保存科学』第54号では、温湿度管理された屋内で湿度60%前後またはそれ以下の環境では、一般にカビの発生は想定されないとされています。一方で、80%台、90%以上と湿度条件が高くなるほど、カビが生育しやすい環境になります。
そのため、客室中央に設置した温湿度計だけでは、収納内部や壁際などに生じている局所的な湿気まで判断できない場合があります。
「カビ臭いのにカビが見えない」は原因調査が必要なサイン
サービスアパートメントで特に対応が難しいのが、
「部屋に入るとカビ臭い。しかし、目立ったカビは見つからない」
というケースです。
この状態で芳香剤や消臭対応だけを行っても、臭いの原因そのものが残っていれば根本的な解決にはつながりません。
たとえば、雨の日に濡れた傘を閉じたまま収納すると、外からは見えなくても内部には水分が残ります。
客室も同じです。
表面が乾いて見えていても、家具の裏や収納内部、壁の中などに水分が残っていれば、見える部分だけでは状況を判断できません。
だからこそ、臭いを消すことより、臭いが発生している場所と湿気の原因を探すことが先になります。
長期滞在客室では「建物」と「運用」の両方を見る
カビの再発を防ぐためには、原因を一つに決めつけないことが重要です。
客室のカビは、
建物側の状態と
客室の運用方法
が重なって発生している可能性があります。
たとえば、換気設備が動いていても、空気が十分に流れているかは別の問題です。
また、壁紙の表面にカビが見えていても、その奥の建材に水分が残っている可能性もあります。
MIST工法®カビバスターズでは、目視だけで判断せず、状況に応じて一般社団法人微生物対策協会と連携した真菌(カビ菌)検査を行います。
さらに、
含水率検査で建材に残る水分を確認し、
ファイバースコープ調査で壁内部の状態を確認し、
風量計を使用して空気の流れや負圧の状態を確認します。
こうした情報を組み合わせることで、
「どこにカビがあるのか」
だけではなく、
「なぜその場所にカビが発生したのか」
を整理していきます。
清掃しても同じ客室でカビが繰り返す場合、表面的な汚れだけが問題ではない可能性があります。
現代の建物では、空調、換気、気密性、断熱、室内の使われ方などが複雑に関係します。
そのため、カビを見つけたときは「清掃して終わり」ではなく、発生原因を調査し、原因に合わせて改善することが再発リスクを下げるための重要な考え方です。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルで「特定の客室だけカビ臭い」「清掃後に臭いが戻る」「同じ場所にカビが繰り返す」といった状態が続いている場合は、一度、客室全体を原因調査の視点から確認することをおすすめします。
長期滞在客室でカビが発生しやすい場所
クローゼット・家具の裏・空調周辺など、空気が動きにくい場所を重点的に確認する
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルのカビ対策では、客室全体を同じように見るのではなく、湿気がたまりやすく、空気が動きにくい場所を重点的に確認することが重要です。
カビは客室の目立つ壁面だけに発生するとは限りません。
むしろ、日常清掃では確認しにくいクローゼットの奥、家具の裏、壁際、空調周辺などに発生条件が形成されている可能性があります。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」でも、カビは生育する環境が整えば発生するとされています。つまり、客室内でカビが見つかった場合は、その場所に湿気や水分が残る条件がなかったかを確認する必要があります。
クローゼットの奥は長期滞在客室の重要な点検場所
長期滞在では、クローゼットが短期宿泊より長く使用されます。
衣類、バッグ、スーツケース、靴などが収納された状態が続くため、物が多くなるほど奥の空気が動きにくくなります。
特に、
クローゼットの背面
壁際に置かれた荷物の裏側
棚板の下
床面
扉の内側
などは、通常の客室清掃だけでは状態を確認しにくい場所です。
扉を開けた瞬間にカビ臭を感じる場合は、表面だけを清掃するのではなく、収納内部や背面まで確認する必要があります。
家具の裏側は「見えない湿気」に注意する
ベッド、テレビ台、デスク、収納家具などが壁際に固定されている客室では、家具と壁の間に空気が流れにくい場所ができます。
客室中央では快適な状態でも、家具の裏側まで同じ環境とは限りません。
これは、エアコンをつけた部屋でも、閉め切った箱の中まですぐに同じ温度や湿度にならないのと似ています。
表面から確認できる壁に異常がなくても、家具を動かした際に初めて変色やカビが見つかることも考えられます。
そのため、同じ位置で臭いが繰り返す客室では、家具の裏側まで点検対象に含めることが大切です。
空調を使用していても局所的な結露は起こり得る
「エアコンを常に使用しているから、カビは発生しない」と考えるのも注意が必要です。
東京文化財研究所『保存科学』第50号では、空調吹出口の近くにある物が周辺の空気より冷やされた場合、その表面で結露し、それに伴ってカビ等が発生することが懸念されるとされています。
つまり、空調は湿気対策になる一方で、冷気が特定の壁面や家具などに集中すると、その場所だけ温度条件が変わる可能性があります。
サービスアパートメントでは、空調吹出口の向きと、
壁面
カーテン
家具
クローゼット
ベッド周辺
との位置関係も確認しておきたいポイントです。
客室全体の温湿度だけではなく、カビが発生している場所そのものの環境を見る必要があります。
壁紙の表面だけでは原因を判断できないことがある
壁紙に黒ずみや変色が見つかると、壁紙を張り替えて対応したくなるかもしれません。
しかし、その壁面に水分が残っている原因が別にあれば、表面だけを新しくしても再発リスクは残ります。
そこで重要になるのが建材の含水率検査です。
MIST工法®カビバスターズでは、含水率検査によって壁や床などの建材に水分が残っていないかを確認します。
さらに、表面から原因を確認できない場合には、ファイバースコープを使って壁内部の状態を調査します。
「見える壁紙」と「その奥の状態」を分けて考えることで、内装交換だけで対応できる問題なのか、さらに原因調査が必要なのかを判断しやすくなります。
空気の流れもカビ調査の重要なポイント
換気設備が作動していることと、必要な場所まで空気が動いていることは同じではありません。
そこでMIST工法®では、状況に応じて風量計を用いて空気の流れや負圧の状態を確認します。
客室、浴室、廊下、収納などで空気がどのように移動しているかを確認することで、湿気が特定の場所に流れ込んでいないかを整理する材料になります。
特に、
「同じ階の一部客室だけカビ臭い」
「特定の部屋だけ何度もカビが発生する」
といった場合は、清掃方法だけでなく、空気の流れや建物側の状態も確認することが重要です。
見えるカビが少なくても真菌検査で状況を確認する
カビ臭を感じても、目視できるカビがほとんどない場合があります。
そのようなケースでは、「見えないから問題がない」と判断するのではなく、必要に応じて真菌(カビ菌)検査で室内の状態を確認する方法があります。
MIST工法®カビバスターズでは、一般社団法人微生物対策協会と連携し、真菌検査を活用した状態確認を行っています。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでは、
目視確認 → 真菌検査 → 含水率検査 → 壁内調査 → 空気の流れの確認
というように複数の情報を組み合わせることで、カビ発生の背景を整理しやすくなります。
カビが発生している場所だけを清掃するのではなく、「なぜそこだけカビるのか」まで確認することが、再発リスクを下げるための第一歩です。
運営会社として客室を点検する際は、見える壁面だけでなく、クローゼット、家具裏、空調周辺、壁内部など、普段見えにくい場所まで含めて確認することが重要です。
清掃してもカビ臭が戻るのはなぜ?表面だけでは解決しない理由
客室のカビ対策は「見えている汚れ」ではなく、湿気・建材・空気の流れまで確認することが重要
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでは、清掃後はいったん臭いが弱くなったのに、しばらくすると再びカビ臭を感じることがあります。
この場合、単純に「清掃が足りなかった」と判断するのではなく、カビが発生しやすい環境そのものが客室内に残っていないかを確認することが重要です。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育できる環境が整えば発生するとされています。つまり、表面のカビを取り除いても、生育条件が残っていれば再び問題が起きる可能性があります。
カビ対策は「汚れを取ること」と「原因を改善すること」を分けて考える
客室で壁紙やクローゼットにカビが見つかった場合、最初に清掃を行うこと自体は必要な対応です。
しかし、清掃によって見た目がきれいになったことと、カビの発生原因がなくなったことは同じではありません。
たとえば、床に水がこぼれているとき、床を拭けば表面はきれいになります。
しかし、上から水が漏れ続けていれば、何度拭いても同じ状態になります。
カビも同様です。
重要なのは、
「どのようにカビを取るか」だけではなく、「なぜその場所にカビが発生したのか」
まで確認することです。
臭いが戻る場合は見えない場所も確認する
客室のカビ臭が繰り返す場合、目に見える壁面だけに原因があるとは限りません。
たとえば、
クローゼットの背面
家具と壁の隙間
カーペットや床材周辺
壁紙の裏側
壁や天井の内部
空調設備周辺
など、通常の清掃では確認しにくい場所に湿気やカビが残っている可能性があります。
そのため、客室内を見回して「カビが見つからなかったから問題なし」と判断するのは早い場合があります。
特に、見た目はきれいなのに入室するとカビ臭を感じる客室では、原因となっている場所を特定するための調査が重要になります。
湿度は客室の場所によって同じとは限らない
東京文化財研究所『保存科学』第54号では、温湿度管理が行われた屋内で湿度60%前後またはそれ以下の環境では、一般にカビの発生は想定されないとされています。
一方、80%台、90%以上と湿度条件が高くなるにつれて、カビが生育しやすい環境になります。
ここで運営会社が注意したいのは、客室中央の湿度と、カビが発生している場所の湿度環境が同じとは限らないことです。
客室中央では問題がなくても、
クローゼットの奥、家具の裏、壁際などでは空気が滞留し、局所的に異なる環境が形成されている可能性があります。
そのため、「客室の湿度計が正常だった」という情報だけでは、カビの発生原因を判断できない場合があります。
建材に水分が残っていないかを確認する
カビが同じ壁面で繰り返す場合、MIST工法®カビバスターズでは、状況に応じて含水率検査を行います。
含水率検査では、壁や床などの建材がどのような水分状態にあるかを確認します。
見た目では乾燥しているように見えても、建材側の状態を確認することで、原因を考えるための情報が増えます。
カビ対策で大切なのは、
「カビがあるか、ないか」だけではなく、「カビが発生できる水分条件が残っていないか」
という視点です。
壁内部はファイバースコープで確認する
表面の壁紙を確認しても原因が分からない場合は、その奥を見る必要があります。
MIST工法®では、必要に応じてファイバースコープを用いて壁内部の状態を調査しています。
たとえば、壁の表面だけを張り替えても、内部に湿気の原因が残っていれば、同じ場所に問題が繰り返される可能性があります。
そのため、内装補修を繰り返している客室ほど、
「表面の補修前に、内部の状態を確認する」
という考え方が重要です。
換気設備が動いていても空気の流れを確認する
サービスアパートメントでは、換気扇や空調設備が作動していることで「換気できている」と判断してしまう場合があります。
しかし、設備が動いていることと、空気が意図した方向へ十分に流れていることは別です。
MIST工法®では、必要に応じて風量計を使い、空気の流れや負圧の状態を確認します。
空気がどこから入り、どこへ排出されているのかを確認することは、湿気が客室や収納内部に滞留する原因を整理するうえで重要です。
特に、浴室や水回りから発生した湿気がどのように移動しているか、収納や居室に湿気が残りやすい条件がないかを確認していきます。
カビ臭が続く場合は真菌検査も判断材料になる
見えるカビが少ないにもかかわらず、カビ臭が続いている場合には、真菌(カビ菌)検査によって室内の状態を確認する方法があります。
MIST工法®カビバスターズでは、一般社団法人微生物対策協会と連携した真菌検査を活用しています。
目視だけでは確認できない状況について、検査結果を判断材料の一つとして使うことで、次に必要な対策を整理しやすくなります。
つまり、繰り返すカビ臭に対して重要なのは、
清掃 → また臭う → 再び清掃
という対応を続けることではありません。
真菌の状態、建材の水分、壁内部、空気の流れを確認し、「なぜ再発しているのか」を追究することです。
原因が分からないまま表面処理だけを繰り返すと、同じ客室で再発する可能性があります。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルの運営会社にとって、客室のカビ対策は清掃管理だけの問題ではありません。
建物の状態と客室運用を一体で確認し、発生原因に合わせて改善していくことが、カビ再発のリスクを下げるための重要なポイントです。
サービスアパートメントのカビ原因を見える化する4つの調査
真菌検査・含水率検査・壁内調査・風量確認を組み合わせ、カビが発生した背景を整理する
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでカビ臭や再発が続く場合、目視だけでは原因を特定できないことがあります。
そこで重要になるのが、「カビがあるか」だけではなく、「なぜその場所にカビが発生したのか」を調べることです。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育できる環境が整えば発生するとされています。つまり、再発防止を考えるには、カビが育つ条件がどこにあるのかを確認する必要があります。
MIST工法®カビバスターズでは、状況に応じて複数の調査を組み合わせ、客室の状態を整理していきます。
1.真菌検査で目に見えないカビの状態を確認する
カビ調査で最初に考えたいのが、真菌(カビ菌)検査です。
客室にカビ臭があっても、壁や天井に目立ったカビが確認できないことがあります。
このような場合、目視だけで「問題なし」と判断するのではなく、室内の真菌の状態を調べることで、次に確認すべき場所を考える材料になります。
MIST工法®カビバスターズでは、一般社団法人微生物対策協会と連携した真菌検査を活用しています。
特に、
「入室するとカビ臭い」
「特定の部屋だけ臭いが残る」
「清掃したのに再び臭いがする」
といった客室では、真菌検査を含めて状態を確認することが重要です。
2.含水率検査で建材の水分状態を確認する
次に確認したいのが、壁や床などの建材に残っている水分です。
見た目では乾いている壁でも、その状態だけで内部まで乾燥しているとは判断できません。
MIST工法®では、含水率検査を行い、建材の水分状態を確認します。
カビ対策では、見えているカビだけに注目するのではなく、
「なぜこの壁面で繰り返すのか」
という視点が重要です。
同じ壁、同じクローゼット、同じ客室でカビが繰り返している場合には、建材側の水分状態を調べることで、原因を整理するための手掛かりが得られます。
3.ファイバースコープで壁の中を確認する
壁紙の表面を確認しても原因が見つからない場合、壁の中に目を向ける必要があります。
MIST工法®では、必要に応じてファイバースコープを使用し、壁内部の状態を調査します。
客室の表面だけを見ていると、
「壁紙を交換すれば解決する」
と考えてしまいがちです。
しかし、壁内部に湿気が残る原因があれば、表面の補修だけでは再発リスクを十分に下げられない可能性があります。
特に、
同じ壁面でカビが再発する
壁紙を交換しても臭いが残る
壁の近くで強くカビ臭を感じる
外から見ても原因が分からない
といった場合には、壁内部の確認が重要です。
4.風量計で空気の流れや負圧を確認する
カビの原因を考えるとき、見落とされやすいのが空気の流れです。
「換気扇が回っている」
「空調が動いている」
というだけでは、客室内の湿気が適切に排出されているとは限りません。
MIST工法®では、必要に応じて風量計を使用し、空気の流れや負圧の状態を確認します。
たとえば浴室で発生した湿気が、排出されずに客室側へ流れている状態がないか。
廊下や他の空間との圧力差によって、湿った空気が特定の場所へ入り込んでいないか。
こうした点を確認することで、単なる清掃では見つけられない原因を整理しやすくなります。
4つの調査は単独ではなく組み合わせて考える
サービスアパートメントのカビ問題では、一つの検査結果だけで原因を決めつけるのではなく、複数の情報を組み合わせることが重要です。
たとえば、
真菌検査で室内の状態を確認し、
含水率検査で建材の水分を見る。
さらに、
ファイバースコープで見えない壁内部を調べ、
風量計で空気がどのように流れているかを確認する。
このように調査結果を重ねることで、
「どこにカビがあるか」から「なぜそこに発生したのか」へ
調査の視点を進めることができます。
東京文化財研究所『保存科学』第54号では、温湿度管理された屋内で湿度60%前後またはそれ以下の環境では、一般にカビの発生は想定されないとされています。一方で、80%台や90%以上になるにつれて、カビが生育しやすい環境になります。
つまり、カビが発生しているということは、その場所にカビが育ちやすい条件が形成されている可能性を考える必要があります。
調査の目的は「原因改善につなげること」
調査は、検査結果を集めること自体が目的ではありません。
最も重要なのは、
発生原因を整理し、その原因に合わせた改善につなげることです。
カビを清掃しても、湿気が残る原因や空気の流れの問題が改善されなければ、再発する可能性があります。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでは、一つの客室だけを見るのではなく、空調、換気、収納、建材、壁内部、客室の使われ方などを総合的に確認する必要があります。
「清掃してもカビ臭が戻る」
「原因が分からないまま補修を繰り返している」
「同じ位置にカビが再発する」
このような状況では、まず原因を見える化することが重要です。
MIST工法®カビバスターズでは、日本全国の施設を対象に、真菌検査、含水率検査、ファイバースコープ調査、風量確認などを組み合わせながら、カビが発生した背景を調査しています。
原因が分からないまま対策を繰り返すのではなく、調査によって発生条件を整理してから改善策を考えることが、再発リスクを下げるための重要な一歩です。
長期滞在客室でカビ・臭いが見つかったときの初動対応
すぐに表面を隠すのではなく、発生場所を記録し、原因調査につながる情報を残すことが重要
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルの客室でカビやカビ臭が確認された場合、運営会社に求められるのは、単にその場をきれいにすることだけではありません。
重要なのは、カビが発生した状態を確認し、原因を調べられる情報を残したうえで対応することです。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育する環境が整えば発生するとされています。
そのため、見つかったカビをすぐに表面処理して終わらせるのではなく、
「なぜ、この客室の、この場所に発生したのか」
という視点を持つことが、その後の再発防止につながります。
まず発生場所と客室の状態を記録する
カビが見つかったときは、清掃や内装補修を始める前に、できる範囲で発生状況を記録しておくことが重要です。
たとえば、
どの客室で発生したか
壁、天井、収納など、どこに見つかったか
カビ臭を感じる場所
家具や荷物との位置関係
空調吹出口との位置関係
クローゼット内部の状態
同じ場所で過去にも発生していないか
などを整理します。
写真で記録できる状態であれば、発生範囲や位置関係を残しておくと、後から原因を検討するときの材料になります。
清掃後に壁面だけを見ても、発生当時の状況は分かりません。
原因調査を考えるのであれば、「消す前に残す」ことも初動対応の一つです。
カビ臭がする場所とカビが見える場所を分けて考える
客室内で注意したいのが、カビが見つかった場所と、臭いの発生源が同じとは限らないことです。
たとえば、壁面に小さな変色が見つかったとしても、強いカビ臭がクローゼット周辺から感じられるのであれば、別の場所にも原因がある可能性を考える必要があります。
逆に、
「カビ臭はするのに、目視できるカビがない」
という客室もあります。
この場合も、臭いだけを消して終了するのではなく、
クローゼット、家具裏、壁際、空調周辺、壁内部など、見えにくい場所を確認することが大切です。
サービスアパートメント・長期滞在型ホテルは、プロジェクトの施設別リスク構造マップでも、運営会社が「長期滞在 客室 カビ 臭い 対策」を必要とする施設として整理されています。
空調を止めれば解決する、強く冷やせば解決するとは限らない
カビが見つかると、
「エアコンを強くすれば湿気が減るのではないか」
と考えることがあります。
しかし、空調は単純に強くすればよいとは限りません。
東京文化財研究所『保存科学』第50号では、空調吹出口付近にある物が周囲より冷やされることで、その表面に結露が生じ、カビ等の発生が懸念されることが示されています。
つまり、客室全体を冷やしていても、冷気が集中する場所では別の問題が起きる可能性があります。
そのため初動では、
空調が動いているかだけでなく、どこへ風が当たっているか
も確認しておきたいポイントです。
連続して発生する客室は「共通点」を探す
複数の客室でカビやカビ臭が発生している場合、各室を個別の清掃案件として処理するだけではなく、共通点を整理することが重要です。
たとえば、
「同じ階に集中している」
「同じ方角の壁で起きている」
「同じ位置のクローゼットで発生する」
「特定の空調系統に集中している」
といった傾向がないか確認します。
こうした共通点は、建物側の原因を考える手掛かりになります。
一室ずつを見ると別々の問題に見えても、建物全体で見ると同じ条件が関係している可能性があります。
表面補修の前に建材の水分状態を確認する
壁紙にカビが見つかったとき、すぐに張り替えることで見た目は改善できます。
しかし、カビが発生した原因が壁側の水分にある場合、その状態を確認せずに仕上げ材だけ交換すると、原因が残る可能性があります。
MIST工法®カビバスターズでは、必要に応じて含水率検査を行い、建材の水分状態を確認します。
さらに表面から判断できない場合は、ファイバースコープを使用して壁内部の状態を確認します。
大切なのは、
補修する前に「なぜ補修が必要になったのか」を確認することです。
換気設備は「動作」だけでなく空気の流れを見る
換気扇が回っているから問題ないと判断するのも注意が必要です。
MIST工法®では、必要に応じて風量計による確認を行い、空気の流れや負圧の状態を調査します。
客室内の湿気が適切に排出されているのか。
浴室などから発生した湿気が居室や収納側へ移動していないか。
こうした空気の動きも、カビ原因を整理するための重要な要素です。
設備のスイッチが入っていることではなく、実際に空気がどう動いているかを確認することが重要です。
原因が分からない場合は真菌検査を含めて調べる
見えるカビを清掃してもカビ臭が残る場合や、発生範囲が判断しにくい場合には、専門的な調査を検討します。
MIST工法®カビバスターズでは、一般社団法人微生物対策協会との連携による真菌(カビ菌)検査を活用しています。
真菌検査だけで原因を決めるのではなく、
真菌検査
含水率検査
ファイバースコープによる壁内調査
風量計による空気の流れの確認
などを状況に応じて組み合わせます。
そこから、カビが確認された場所と建物の状態を照らし合わせ、原因改善につなげていきます。
初動対応の目的は「早く隠すこと」ではなく「再発の原因を残さないこと」
運営施設では、客室を早く通常の状態へ戻したいという事情があります。
しかし、原因を確認しないまま表面的な清掃や補修だけを優先すると、その後同じ場所で問題が繰り返される可能性があります。
特に、
清掃してもカビ臭が戻る
同じ客室で何度も発生する
原因が目視では確認できない
複数の客室に似た症状がある
といった場合は、原因調査を優先したほうがよい状況です。
長期滞在客室のカビ対策では、発見時の対応を「清掃開始のタイミング」と考えるのではなく、原因調査を始めるタイミングと捉えることが重要です。
発生状況を記録し、湿気、建材、壁内部、空気の流れを確認することで、その施設に必要な改善策を考えやすくなります。
MIST工法®カビバスターズでは、日本全国のサービスアパートメント・長期滞在型ホテルから、カビやカビ臭についてのご相談に対応しています。
自社対応を繰り返しても原因が分からない場合は、まず現地の状態を確認し、カビが発生した理由を明らかにするところから対策を始めることをおすすめします。
サービスアパートメントでカビを繰り返さないための再発防止
清掃後の客室だけを見るのではなく、湿気・空調・換気・収納・空室管理まで含めて発生条件を改善する
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでカビを繰り返さないためには、発生したカビを清掃するだけでは十分とはいえません。
重要なのは、カビが発生できる環境をつくった原因を確認し、その条件を改善することです。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育する環境が整えば発生するとされています。
つまり再発防止では、
カビを取ることと
カビが育ちにくい客室環境をつくること
を分けて考える必要があります。
客室の湿度は「部屋全体」ではなく「カビが出る場所」で考える
再発防止の基本となるのが湿気の管理です。
東京文化財研究所『保存科学』第54号では、温湿度管理された屋内で湿度60%前後またはそれ以下の環境では、一般にカビの発生は想定されないとされています。
ただし、客室中央の温湿度だけを管理すればよいわけではありません。
長期滞在客室では、
クローゼットの奥
家具と壁の間
カーテンの裏
ベッド周辺
壁際
空調の冷気が当たる場所
などに、客室中央とは異なる環境ができる可能性があります。
したがって再発防止では、過去にカビが発生した場所を重点的に確認する運用が重要です。
長期滞在中はクローゼットと家具裏の空気の滞留に注意する
サービスアパートメントでは、宿泊者が長期間生活するため、衣類や荷物が室内に置かれ続けます。
特にクローゼットは、荷物が増えるほど奥まで空気が動きにくくなります。
運営会社としては、清掃時に見える場所だけではなく、
収納の奥や家具周辺に湿気が残りやすい状態になっていないか
という視点を持つことが大切です。
プロジェクトの施設別カビリスク構造マップでは、空室や休館など、換気・空調が止まり湿気が滞留する状態を「長期不在型」の発生メカニズムとして整理しています。
長期滞在中だけでなく、退去後の客室管理も含めて考える必要があります。
空室期間の客室管理を見直す
長期滞在型施設では、入居中の客室だけでなく、次の利用まで空いている客室にも注意が必要です。
人がいない客室では、生活による出入りがなくなり、扉や収納が閉じたままになることがあります。
さらに空調や換気の運用方法が変われば、湿気が滞留する条件につながる可能性があります。
そのため、空室管理では、
「誰も使っていないから問題ない」
ではなく、
「誰も使っていない期間に客室環境がどう変化しているか」
を見ることが重要です。
長期間使われていなかった客室を再販売する際には、臭い、収納内部、壁際、空調周辺などを確認し、異変があれば原因を調べてから使用することが望まれます。
エアコンを強くするだけでは再発防止にならない
湿気対策として空調を利用することは重要ですが、単純に冷房を強くすることだけが解決策ではありません。
東京文化財研究所『保存科学』第50号では、空調吹出口付近にある物が周囲の空気より冷やされることで、表面結露とそれに伴うカビ等の発生が懸念されています。
そのため、
空調を使っているか
だけではなく、
冷気がどこに当たり、どの場所が冷やされているか
まで確認することが重要です。
特定の壁面や家具周辺だけでカビが繰り返している場合は、空調吹出口との位置関係も調査対象になります。
換気設備は実際の空気の流れまで確認する
再発防止では換気設備の点検も重要です。
ただし、換気扇が動いているだけでは、客室の空気が適切に入れ替わっているとは判断できない場合があります。
MIST工法®カビバスターズでは、必要に応じて風量計を使用し、空気の流れや負圧の状態を確認します。
浴室から発生した湿気がどちらへ移動しているか。
客室内で空気が滞留する場所がないか。
廊下や隣接空間との空気の流れに特徴がないか。
こうした状態を把握したうえで原因改善を考えることが大切です。
補修後も建材の水分状態を確認する
カビが発生した壁紙や仕上げ材を交換すると、見た目は新しい状態になります。
しかし、本当に確認すべきなのは、その下にある建材の状態です。
MIST工法®では、含水率検査によって建材の水分状態を確認します。
必要に応じて、ファイバースコープによる壁内部の調査も行います。
再発防止では、
「新しくなったから大丈夫」
ではなく、
「カビが発生した原因となる水分条件が残っていないか」
を確認する視点が欠かせません。
真菌検査を客室状態を確認する判断材料にする
目視できるカビがなくなっても、客室の状態をより詳しく確認したい場合には、真菌検査が判断材料になります。
MIST工法®カビバスターズでは、一般社団法人微生物対策協会と連携し、真菌(カビ菌)検査を活用しています。
特に、
「以前カビが発生した客室を再び使用したい」
「カビ臭が残っているように感じる」
「目視だけでは状態を判断しにくい」
といった場合には、見た目だけで判断せず、必要に応じて検査を行うことが重要です。
再発防止は「清掃マニュアル」だけではなく「施設管理」に組み込む
サービスアパートメントのカビ対策を安定して行うには、問題が発生したときだけ対応するのではなく、日常の施設管理に組み込むことが重要です。
たとえば、
清掃担当者は臭いや変色を確認する。
施設管理担当者は空調・換気を確認する。
異常が続く場合は専門調査につなげる。
このように役割を整理しておくことで、同じ客室で清掃と補修を繰り返す状態を避けやすくなります。
大切なのは、
「カビが出た部屋をきれいにする仕組み」ではなく、「カビが出た理由を確認する仕組み」をつくることです。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでは、長期滞在、収納、空室、空調、換気など、一般的な短期宿泊とは異なる客室管理があります。
だからこそ再発防止では、清掃だけに頼らず、湿気・建材・壁内部・空気の流れ・客室運用を一体で確認することが重要です。
MIST工法®カビバスターズでは、真菌検査、含水率検査、ファイバースコープ調査、風量確認などを通じて、カビが発生した原因を整理し、原因改善につなげます。
同じ客室でカビや臭いを繰り返している場合は、対処を重ねる前に、「なぜ再発しているのか」を調査することが、再発リスクを下げるための近道です。
サービスアパートメントのカビを専門業者へ相談すべきタイミング
同じ客室で再発する、カビ臭の場所が分からない、複数室に広がる場合は原因調査を優先する
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでは、すべてのカビを最初から専門業者へ依頼する必要があるとは限りません。
一方で、清掃や内装補修を繰り返しているにもかかわらずカビや臭いが戻る場合は、自社対応だけでは原因を確認しにくい段階に入っている可能性があります。
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育する環境が整えば発生するとされています。
そのため、カビを取り除いても同じ問題が続く場合は、カビが育つ条件が客室や建物側に残っていないかを調べることが重要です。
同じ客室でカビが繰り返す場合
専門調査を検討したい代表的な状態が、同じ客室、同じ場所でカビが繰り返すケースです。
たとえば、
壁紙を交換したのに再び変色した
クローゼットを清掃しても再発する
家具裏で何度もカビが見つかる
カビ臭への対応をしても再び臭う
といった場合です。
この状態では、表面の汚れだけではなく、湿気の滞留、建材の水分、壁内部、空気の流れなどを確認する必要があります。
「また清掃すればよい」と考えるよりも、なぜ同じ場所なのかを調べる段階です。
カビ臭はするのに発生場所が分からない場合
目に見えるカビがほとんどないのに、客室へ入るとカビ臭を感じる場合も専門調査を検討したい状況です。
カビ臭がある場所と、目視できるカビの場所が一致するとは限りません。
クローゼットの背面、家具裏、壁内部など、通常の清掃では確認しにくい場所も考える必要があります。
このような場合、MIST工法®カビバスターズでは、一般社団法人微生物対策協会と連携した真菌(カビ菌)検査を、客室の状態を確認する判断材料として活用します。
さらに含水率検査や壁内調査などを組み合わせ、臭いの背景を整理していきます。
複数の客室で似た問題が発生している場合
一室だけではなく、複数の客室でカビやカビ臭が確認されている場合も注意が必要です。
この場合、各客室だけの問題ではなく、建物側に共通する条件が関係している可能性があります。
たとえば、
同じ階で発生している
同じ位置の壁面に集中している
同じ空調系統周辺で起きている
同じタイプのクローゼットで発生している
といった共通点です。
こうした状況では、一室ずつ清掃するだけでなく、建物全体のどこに共通原因があるのかを確認することが重要です。
建材の水分が疑われる場合
壁や床にカビが繰り返している場合、見える部分だけでは判断できないことがあります。
MIST工法®では、必要に応じて含水率検査を行い、建材の水分状態を確認します。
表面が乾いているように見えても、それだけで建材全体の状態を判断することはできません。
含水率の確認によって、
「この壁だけ水分状態が違わないか」
「カビが繰り返す位置と水分状態に関係がないか」
といった原因調査につなげます。
壁紙を張り替えても再発する場合
壁紙や内装材を交換したにもかかわらず、同じ位置で再発する場合は、表面より奥の状態を確認する必要があります。
MIST工法®では、必要に応じてファイバースコープを用いた壁内部の調査を行っています。
内装を新しくすることと、カビの発生原因を改善することは別です。
壁内部に湿気の原因が残っていれば、表面だけを補修しても再発リスクは残ります。
特に補修を複数回行っている客室では、さらに補修を重ねる前に原因調査を行うことが重要です。
換気しているのにカビが繰り返す場合
「換気設備は動いているのに、なぜカビが出るのか」
というケースもあります。
この場合は、設備が作動しているかだけでなく、実際に空気がどの方向へ、どの程度動いているのかを見る必要があります。
MIST工法®では、状況に応じて風量計を用い、空気の流れや負圧の状態を確認します。
浴室などの湿気が居室側へ移動していないか。
クローゼットなどに空気が滞留していないか。
客室と廊下などの間に特徴的な空気の流れがないか。
こうした条件を確認することで、換気設備の「有無」ではなく、換気が客室環境にどう影響しているかを整理します。
空調を使っているのに特定の場所だけカビる場合
空調が正常に運転されている客室でも、特定の場所だけカビが発生することがあります。
東京文化財研究所『保存科学』第50号では、空調吹出口の近くにある物が周囲より冷却され、その表面で結露が生じ、カビ等の発生につながることが懸念されています。
そのため、
「冷房を使っているから湿気対策はできている」
と判断するのではなく、吹出口と壁、家具、収納との位置関係まで確認する必要があります。
専門業者選びでは「取れるか」より「原因を調べられるか」を見る
サービスアパートメントのカビ対策で専門業者を選ぶ際は、単にカビを清掃できるかだけで判断しないことが重要です。
確認したいのは、
カビの状態を検査できるか
建材の水分を確認できるか
壁内部を確認できるか
空気の流れまで調べられるか
調査結果から原因改善を考えられるか
という点です。
現代の建物では、空調、換気、断熱、気密、建材、客室の使われ方が複雑に関係します。
だからこそ、MIST工法®カビバスターズでは、カビが見えている場所だけを見るのではなく、発生条件を追究して原因改善につなげることを重視しています。
迷ったら「再発しているか」を一つの判断基準にする
運営会社が専門業者へ相談するタイミングに迷った場合、一つの判断基準になるのが再発の有無です。
一度の軽微な汚れで原因も明確であれば、日常管理の範囲で対応できる場合もあります。
しかし、
清掃したのに戻る
補修したのに戻る
臭いだけが残る
原因が見つからない
複数室で発生する
という状態になれば、原因調査を検討する段階です。
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルのカビ問題では、早い段階で原因を整理することで、不必要な清掃や補修を繰り返すリスクを下げられます。
MIST工法®カビバスターズは、日本全国のカビトラブルに対応しています。
真菌検査、含水率検査、ファイバースコープによる壁内調査、風量計による空気の流れの確認などを通して、「どこにカビがあるか」だけでなく、「なぜカビが発生したのか」まで調査することを大切にしています。
自社対応で解決できないカビや、発生源の分からないカビ臭、同じ客室で繰り返す問題がある場合は、MIST工法®カビバスターズの無料現地調査をご相談ください。
まとめ|サービスアパートメントのカビ対策は原因調査から始める
長期滞在客室のカビ・臭いは、清掃だけで終わらせず、湿気・建材・壁内部・空気の流れまで確認する
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルでカビやカビ臭が発生したとき、最も重要なのは、見えているカビだけを処理して終わらせないことです。
長期滞在型の客室では、衣類や荷物が長く置かれるクローゼット、家具の裏側、壁際などに空気が滞留しやすくなります。
さらに、宿泊者の退去後には空室期間が生まれ、空調や換気の運用条件が変化することもあります。
プロジェクトの施設別カビリスク構造マップでも、サービスアパートメント・長期滞在型ホテルでは、運営会社が「長期滞在 客室 カビ 臭い 対策」を必要とする施設として整理されています。
だからこそ、カビ問題は単なる清掃管理ではなく、建物と客室運用の両方から原因を考えることが重要です。
カビが発生したということは「発生できる条件」があったということ
文部科学省「カビ対策マニュアル Q&A」では、カビは生育する環境が整えば発生するとされています。
つまり、
「カビがあったから取る」
という対応だけではなく、
「なぜ、この客室の、この場所にカビが育つ条件ができたのか」
まで考える必要があります。
同じ壁面で再発する場合。
クローゼットだけカビ臭い場合。
見えるカビがないのに、客室へ入った瞬間に臭いを感じる場合。
こうした状況には、それぞれ背景となる原因がある可能性があります。
原因を調べないまま清掃や内装交換だけを繰り返しても、発生条件が残れば再発する可能性があります。
客室中央の湿度だけで判断しない
東京文化財研究所『保存科学』第54号では、温湿度管理された屋内で湿度60%前後またはそれ以下の環境では、一般にカビの発生は想定されないとされています。一方、80%台、90%以上になるにつれてカビが生育しやすい環境になります。
ただし、サービスアパートメントの客室では、部屋の中央とクローゼットの奥、家具裏、壁際が同じ環境とは限りません。
客室中央の温湿度計が問題を示していなくても、局所的に湿気が滞留している場所が存在する可能性があります。
また、空調を使用していれば安心とも限りません。
東京文化財研究所『保存科学』第50号では、空調吹出口付近にある物が周囲より冷やされた場合、その表面で結露し、それに伴ってカビ等が発生することが懸念されています。
そのため、再発する客室では、湿度だけではなく空調の風向き、家具配置、収納、壁面の状態まで含めて確認することが大切です。
原因を見つけるために複数の調査を組み合わせる
MIST工法®カビバスターズでは、カビの状態に応じて複数の調査を組み合わせます。
まず、一般社団法人微生物対策協会と連携した真菌(カビ菌)検査によって、目視だけでは判断しにくい室内の状態を確認します。
さらに、含水率検査によって壁や床などの建材に残る水分状態を確認します。
表面から原因が判断できない場合には、ファイバースコープを用いて壁内部の状態を調査します。
また、換気や空調については、必要に応じて風量計を使用し、空気の流れや負圧の状態を確認します。
重要なのは、一つの検査だけで原因を決めつけることではありません。
真菌の状態、建材の水分、見えない壁内部、空気の流れを重ねて確認し、カビが発生した背景を整理することが大切です。
運営会社が目指すべきは「再清掃」ではなく「再発しにくい客室管理」
サービスアパートメントのカビ対策では、問題が起こるたびに清掃会社へ依頼するだけでは、根本的な管理改善につながらない場合があります。
運営会社として考えたいのは、
発見 → 清掃 → 再発 → 再清掃
という流れを繰り返すことではなく、
発見 → 状況記録 → 原因調査 → 原因改善 → 継続確認
という流れを施設管理に取り入れることです。
特に、
同じ客室で繰り返す
カビ臭の発生場所が分からない
内装補修後に再発する
複数の客室で似た問題が起きる
換気や空調を使用していても改善しない
といった状態では、専門的な原因調査を検討するタイミングです。
手に負えないカビはMIST工法®カビバスターズへご相談ください
サービスアパートメントや長期滞在型ホテルは、多くの宿泊者が長期間生活する施設です。
だからこそ、客室のカビや臭いを「清掃の問題」だけで終わらせず、施設管理上の課題として原因を確認することが重要です。
MIST工法®カビバスターズは、日本全国のカビトラブルについてご相談を受け付けています。
真菌検査、含水率検査、ファイバースコープによる壁内調査、風量計による空気の流れの確認などを通して、カビがどこにあるのかだけでなく、なぜ発生したのかを追究し、原因改善につなげます。
客室を清掃してもカビ臭が戻る。
同じ部屋で何度もカビが発生する。
見えるカビがないのに臭いが消えない。
どこから調べればよいのか分からない。
そのようなカビトラブルを自社だけで抱え込まず、まず現状を確認することが重要です。
サービスアパートメント・長期滞在型ホテルのカビやカビ臭でお困りの運営会社様は、MIST工法®カビバスターズの無料現地調査をご相談ください。原因を調べるところから、再発リスクを下げるための対策を考えていきます。
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カビ取り・カビ対策専門業者MIST工法カビバスターズ本部
0120-052-127(平日9時から17時)
カビの救急箱
【検査機関】
一般社団法人微生物対策協会
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